ガタガタいってると集めるぞ! 春のトーク&サイン会ツアー

3月6日に『無限の本棚〈増殖版〉』(ちくま文庫)が発売されました。おかげさまで出足も好調のようです。とてもありがたいことです。 が、それで安心してはいけない。本というのは、出版したらそれで終わりではなく、ちゃんと売っていかなければいけない。一…

本日はCRAZY GROOVE DONUTS Vol.27

不況、人手不足、高齢化、賃料の高騰……。いつまでもあると思っていた店が、様々な理由によって、ある日、突然、営業を終了する。 そうした情報がSNSに流れると、多くの人がその店との思い出を語り、なくなる前にもういちど食べておこうと、店に殺到する。 つ…

予告の本棚 3/3

『無限の本棚〈増殖版〉』の増殖原稿、最後の紹介は巻末に収録した伊集院光さんとの対談です。TBSラジオ「伊集院光とらじおと」には、わたしも水曜日の人気コーナー「アレコード」にたびたび出演させていただいています。 ■増殖の3 ラジオのリスナーならご存…

予告の本棚 2/3

2月28日のツイッターでこんなことをつぶやいた。 文庫版『無限の本棚』に関する用事をスケジュール帳や日記に書き込む際には「無限の打合せ」「無限の執筆」「無限のゲラ」などと表記していたんだけど、いま初版印税の振込み予定日に「無限の印税」って書い…

予告の本棚 1/3

アスペクトより刊行した拙著『無限の本棚』が、3月6日にちくま文庫として発売されます。まだ元本を刊行してから2年しか経っていないということもあり、今回の文庫化にあたっては大量に書き下し原稿を加え、『無限の本棚〈増殖版〉』としました。 「同じ本で…

発表!アーカイブック2017

すっかり遅くなっちゃったな。本当は2017年の年末か、せめて年が明けても1月のうちに発表すべきだったんだけど、もう2月。英語で言ったらヘブラリーですよ。おならの推進力でぶらり旅。 えー、アーカイブックとは「何らかのコレクションをまとめた書物」ある…

CGD vol.25 アレコード・オンリー 3時間スペシャル!!

千駄木のBar Issheeが、渋谷での開業から今年で10周年を迎える。それを記念して1月14日(日)から21日(日)までの一週間は、おなじみのアーティストたちによるライブが連日行われるのだ(Bar Isshee 10周年記念ウィーク)。 奇しくも、その期間中の16日(火…

12月16日(土)は「ファミマガエイジス」!

2011年にスタートしたゲーム雑誌トークライブ「ヒッポンエイジス」。一緒に企画を立ち上げた盟友・成沢大輔の早世によって一旦は終了としていましたが、もう一人“あの頃”のファミコン雑誌で共に仕事した仲間であり、『ファミリーコンピュータmagazine』の二…

『レコード越しの戦後史』の「成長するもくじ」

現在、水道橋博士のメールマガジン『メルマ旬報』でとみさわは『レコード越しの戦後史』という記事を連載しています。これは昭和20年の終戦から天皇崩御によって昭和が終わったあの日までを、流行歌と共に振り返るというものです。 月1回の更新(とみさわの…

山手線で行ける苗場

かつては隆盛を誇った冬の遊びの王者であるスキー(もしくはスノボ)が、いまや衰退しつつある。 ぼくは毎日通勤で小川町から神保町まで歩くのだが、あのスキー用品屋が集中する一帯を見ていても、まったく盛り上がっていない。そして実際に、数年前からゲレ…

レコード越しの戦後史、難関だった最後の1枚を入手

水道橋博士が編集長を務めるメールマガジン『メルマ旬報』(月3回発行、月額500円)で、8月から「レコード越しの戦後史」という連載を始めた。これは昭和20年の終戦から、天皇が崩御する昭和64年までを追いかけたものだが、もちろんぼくが書くのだから当たり…

池袋の定食屋で居酒をたのしむ

昨日は、安田理央さんの「これから飲める人」って呼びかけに反応して、急遽、池袋で飲むことになった。他に友だち二人も合流して4人で飲むことになったんだけど、最初は安田さんと二人で店を探して歩いた。 池袋といったら西口の「大都会」か「ふくろ」を真…

オールタイム・ベスト10

もっとマメにブログを更新しなければと思いつつ、日々の仕事や飲酒に追われて、ついついサボっておりました。なにしろフリーライター業の他に古本屋もやっているし、天気がよければ昼飲みにも出かけなきゃいけないから、忙しくてしゃあない。どうしたって、…

板橋区・大山、丸鶴の特製タンタン麺

一般的に担々麺というと、ひき肉とラー油とゴマ。とくにスリゴマたっぷりの四川風ラーメンを連想すると思う。そしてクタッと火の通った青梗菜。あれが一般的な坦々麺のイメージだ。 しかし、ぼくはあれがそんなに好きではない。いや、基本的に辛いラーメンは…

レコードを若返らせる

USENやラジオなど放送局から流れてきたレコードは、管理を容易にするためジャケットにシールがべったり貼られていることが多い。これらは貼られてからそれほど間があいてなければ、剥がすのもそう難しいことではない。しかし、10年、20年と時間が経ってしま…

発表!アーカイブック2016

2016年も終わりだねえ。今年もたくさんの著名人が亡くなりまして、とくに自分に限って言えば、憧れのスターはもちろん、友人や知人も何人かあの世に行ってしまった。悲しいことだけれど、齢を重ねるということは、そうした別れの機会が加速するということだ…

アーカイブック2016発表……の前に!

「アーカイブック」という言葉を提唱しようと思う。どういう意味かというと、「何らかのコレクションをまとめた書物」、あるいは「何らかの蒐集家がコレクションについて書いた書物」のことだ。アーカイブ+ブックでアーカイブック。『フリースタイル』とい…

12/20(火)は千駄木で本年最後のCRAZY GROOVE DONUTS!

今年の1月から千駄木のロックバー「Bar Isshee」でスタートしたCRAZY GROOVE DONUTS(毎月第3火曜の夜8時からやってるDJパーティー)も、いよいよ12回目を迎えます。毎月1回だからカウントしやすい! 12月は今年最後ということで、ゲストDJをお招きしてさ…

大阪・なんば、味仙の担仔麺

今年の5月に大阪へ行ってきた。千日前にある味園ビル内「紅鶴」でトークライブに呼んでいただいたからだ。まあ、その話は別の機会にするとして、せっかく大阪まで行ったのだから、仕事のついでにその土地ならではのラーメンを食べておきたい。ぼくの脳と胃…

8/16は千駄木でWバースデイバッシュ!

平日の昼間からTシャツに短パンで街をふらふら徘徊してラーメン食ったりビール飲んだりレコード掘ったり古本めくったりしていても時間さえ経てば人間って奴ぁ自動的に歳をとる。8月3日、こんなわたくしでも55歳になりました! そんな自分を自分で祝うために…

どうでもいいことで生きていく

おかげさまで『無限の本棚』を出版して以来、各方面から取材、イベント出演、ラジオ出演などのお話をいただきまして、忙しい日々を送ってます。どうせすぐに波は引いていくだろうけど、とりあえず注目されてるうちが花なのよ、というわけで、時間の許すかぎ…

3/22新刊『無限の本棚』が出るむげ〜ん。

すっかり放置しっ放しで、たまに更新されたかと思えば宣伝ばかりになってしまっている当ブログ「蒐集原人」なのですが〜、凝りもせずまた宣伝のために更新するのです!とみさわ昭仁の書き下ろし新刊が、3月22日にアスペクトより刊行されます。タイトルは『無…

2015年度映画ベストテン

昨年公開された映画の私的ベストテンを「映画野郎メルマガ」2016年1月8日 vol.380に寄稿したけれど、無料メルマガなのでこちらにも同じものをアップしておく。01位:グリーン・インフェルノ 02位:マッドマックス 怒りのデス・ロード 03位:カリフォルニア・…

むせび泣く、夜のJブルースとエロ歌謡

ろくすっぽ仕事もしないでDJ道楽にウツツを抜かしているわたくしだが、久々に自分主催のDJパーティーをやります。明日。えっ、明日? 告知すんの遅いよ!その名も、『むせび泣く、夜のJブルースとエロ歌謡』ということで、このところ集めていたJブルースの名…

らくがおエディ

中古レコード店でインパクト大な落書き付きレコードが販売される→拡散されてTwitter上で売れていく案件が発生ねとらぼで勝手にニュース扱いにされたが(べつに怒ってない)、こんなもん出てきたらそりゃ買うっつーの。おれはこういうのすぐ買っちゃう前科あ…

イクときは一緒だよ

2月7日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「珍書ビブリオバトル」なるイベントが開催された。ビブリオバトルとは「知的書評合戦」とも呼ばれるゲームで、数人の出場者が自らセレクトした本を携えて順番に登壇し、5分の持ち時間内でその本を紹介する。原則として、スライ…

父との戦い

年が明け、1月7日に父が亡くなった。享年84。ずいぶん前に脳梗塞で倒れてから、とりあえず復活はしたものの、最近はかなり恍惚の人状態だったので、そろそろ秒読みだと覚悟はしていた。昼間、ひとりで風呂に入って湯船に浸かった途端に心不全を起こし、その…

去年は終わり! ようこそ今年!

毎度おなじみ、昨年を振り返るエントリーです。●執筆業 フリーライターとしては、大好きな『本の雑誌』に何度も登場させてもらったり、敬愛する北尾トロさんの『レポ』に参加させてもらったり、畑違いの文芸誌『群像』にエッセイを書いたり、いろいろおもし…

Bootleg未掲載原稿

先の文学フリマで頒布された映画評同人誌Bootlegの新刊『Bootleg CATALOG』のために書いたけれど、〆切りに間に合わず未掲載となった『ノーマッズ』のレビューを以下に掲載します。 ジョン・マクティアナン監督には、『プレデター』を筆頭に『ダイ・ハード』…

11月24日は文学フリマの日

いよいよ明後日は文学フリマの日!会場は東京流通センター・第二展示場。 浜松町から東京モノレールで区間快速か普通に乗り(空港快速に乗ったら停まらないよ!)、流通センター駅で下車。東京流通センター 第二展示場(入場無料)が文学フリマの場所。一階…