組み合わせると輝くもの

たとえばエマニエル坊やのレコードなんかは、中古盤屋に行けばいくらでも置いてあって珍しいものではないし、懐かしネタとしても非常に中途半端なので、なかなか扱いに困る。おれも1〜2枚持ってるけど、とくに使い道がなくて、レコード収納箱の奥に眠らせておくしかなかったんだな。

『恋はダんダん/エマニエル坊や』
ところが、先日手に入れたこんなレコードと組み合わせると、俄然、輝きを増してくる。

『坊や大きくならないで/マイケルズ』
いいでしょう? 唄ってるバンドの名前もいいよね。マイケルズ。小さい坊やが好きなひとにはマイケルさんって名前が多いのかな。


それから次のは、これ単体でもインパクトが十分なので、けっこう満足してたんだ。

『海の底から来たのか君は/港孝也』
曲のタイトルも素晴らしいけど、それ以上に顔がいい。海から来たのは“君”じゃなくてお前のほうだろう、みたいな。こんな顔した深海魚いるよね。
で、このあいだこれと対になるレコードを発見したんだ。

『月には誰もいなかった/星河輝』
一方は海底人と恋仲になり、もう一方は月面人の彼女が欲しくて月まで行ったのに誰もいなかった。人生いろいろだよね。