Paint it white 白く塗れ!

タレント本の範疇にはいるのかもしんないけど、美白の女王、鈴木その子の本も1冊ぐらいは欲しかったんだよね。あのひと、いっぱい本を出してて、しかも美容系ジャンルの宿命として本の商品寿命が短いから、ブックオフ行けば105円コーナーでいっぱい叩き売りされている。
とはいっても、おれの場合、その子先生の本を読んで美白になろうってんじゃないから、どんな本でもいいというわけにはいかない。やっぱり表紙に先生の写真が使われてることが最低条件だし、できればカラーグラビアなんかも付いててほしい。いわゆる“その子ライト”がビカーっと当たった写真が見たいわけさ。なんというか、その子先生ならではのありえない白さというか、ラバー感というか、ロボ感というか、近未来的人造美っていまさらながら興味深いじゃない? で、そういう視点で探してみると、意外といい本がないんだな。
そんなこんなの末に、ようやく探し当てたのがコレ。

鈴木その子のキレイになれる美造(びっくり)講座

鈴木その子のキレイになれる美造(びっくり)講座

美造講座と書いて「びっくり講座」と読ませる。先生、クールな顔しておもしろいこと言うよね。
この本は、ご覧のように表紙からして先生のお写真が贅沢に2枚も、しかもトランプの絵札のようにレイアウトされ、オビには(上のamazon商品画像には写ってないけど)、先生の二頭身キャラ「その子教授」のイラストまで描かれている。
そしてここが重要なんだけど、本の中程には、どこのベルサイユ宮殿だよ! みたいな先生の会社「トキノ」の内部写真まで満載されてるんだな。こういうのが大切。書店(といってもブックオフですが)で気になるタイトルを見つけて、棚から引き抜いたときに表紙がいい写真だと購買意欲がグググッと上昇し、カラーグラビアまであったら100%買う。
結局、何が言いたいかというと、本を作るときにはカラーグラビアを忘れずに付けてほしい……ってことではなくて、日本の美容界はとても惜しいひとを亡くしたんだなあ、ということです。