105円の棚がおれを呼んでいる

三浦さんが自殺しちゃったのは、もしかしておれがこんな記事を書いたせいじゃないだろうか? と、よくわかんないけど責任を感じたりしています。忘れられたはずの本をほじくり出してゴメンよ、三浦さん!
と、故人のご冥福を祈りながら会社帰りに地元のブックオフへ寄ったら、こんな本を見つけてしまった。

『不透明な時/三浦和義』(1984年 二見書房)
この本、ずーっと探してたのにいままで見つからなかったんだよ。それがこんなタイミングで出会うってことは、やっぱり三浦さんがあの世から呼んでるのかねえ。ぶるぶるぶる。 
この本は疑惑の騒動の渦中に、三浦さん自身が己の潔白を証明するために書いた本なんだな。そのわりには表紙がカッコ良すぎて、かえって怪しさを増してるんだけどさ。タイトルが『不透明な〜』ってのも、なんか自分から「シロじゃないよ、グレーだよ」って言ってるみたいでマズイんじゃないだろか。でも、このひとってあんまりそういうの気にしないんだよね。マスコミにばんばん出てきては、自分から心証を悪くするようなこと言ってたしな。ただ、そういう性格のおかげでウォッチャーにとってはたまらなく魅力的な存在だった。晩年になってもこんな写真撮られて(撮らせて?)いたしね。

とにかく、最初から最後までよくわかんないひとだったなあ。