神田古本まつり2008


神田の古本まつり、今年は10月27日(月)〜11月3日(月)という、まさかの平日月曜スタートで、真面目なサラリーマンのおれ様は一週間ものあいだ指をくわえて見てるしかなかった。なんで週末から開催しねーんだよ! 古本コレクターって高齢者が多いから、週末にオープンするとスタートダッシュで押し寄せた若者に押されてジジイが死んだりして危険だから? 毎年そういう理由で? と思って去年のサイト見たら週末からやってるじゃん! なんで今年ばっかり!
と、ひとしきり毒を吐いたところで、昨日、ようやく神田まで行って来ました。まずは東京古書会館の地下ホールでやってる「特選古書即売会」なんつーのをのぞいてみたりしたけど、特選っつうぐらいだから茶色い本ばっかり。しかも高い。ボロッボロの和綴じ本に50万円とかの値札が付いていて笑う。ブックオフの105円コーナーを見慣れてるおれには同じ地球とは思えん。もちろん客はみんなじいさん。ま、おれもじいさんグループに入るのはそう遠い未来じゃないんだけど。
次はすずらん通り。

すずらん通りでは、ごっちゃりと出店しているワゴンセールを端から端まで全部チェックしてきた。青空の下で古本を漁るというのは、健康的に不健康な感じがしていいものですな。ワゴンの両脇では、焼そばだの玉コンニャクだのチヂミだの缶ビールだのを売る屋台がズラリと出ていて、お祭り気分を盛り上げる。自分は一人で行ったので、何も喰わずにひたすら本だけ見て、とりあえずこの3冊を買った。
『裸族ガビオン/杉山吉良』700円
『人食いバラ/西条八十(復刻版)』500円
『一本足柔道/安田哲雄』100円
細かい紹介はそのうちやると思うけど、我ながらいい買い物をしたな。あと、東京堂書店晶文社の缶バッジを買った。200円。

これも、かつて晶文社の本をいっぱい買っていた者としてはかなりうれしい。
以上、とくにオチもなく終わり。