大人になった美少年

かの三島由紀夫をして「三田明が天皇だったら(彼のために)いつでも死ぬ」と言わしめたほどに、デビュー当時の三田明は美少年だった。
そんな三田明が出した手相術の本を手に入れた。

『三田明の手相百発百中/三田明』(たちばな出版)
まあ、どうってことのない本だね。表紙も別におもしろいわけじゃない。中身も、普通に手相の見方が綿々と書いてあるだけ。いや、まあ、正確には三田明の手相の師匠は西谷泰人で、その上には深見東州がいるから、単なる手相の本、と言い切るにはちょっとアレなんだけど、まあ、そこを追求するのは今回の本題じゃない。
じゃあ何がいいのかというと、この本って内容自体は普通なんだけど、全体をパラパラパラっとめくっていると、ところどころ本文とまったく関係なしに三田明のいろんな写真が載っていて、その唐突な感じがおもしろいんだよね。

どう、これ? 手相とぜんぜん関係ないんだ。

スタイルいいねえ。でも手相は関係ないんだよ。

へえー、倉橋傳助やったんだ。でも手相は関係ないよね。
と、このような感じで、他にもまだまだいっぱい写真が載ってるけど、それは皆さんご自身がブックオフで見つけて楽しんでください。