黄色いバスで行く! 町田周辺ブックオフツアー

これまで、こんなブックオフ巡りツアーを企画してきた。

  • 第1回「葛西→浦安→自由が丘ツアー」 参加者:おれ
  • 第2回「三郷→蕨→川口→渋谷ツアー」 参加者:おれ
  • 第3回「関内→戸塚→横浜→川崎ツアー」 参加者:おれ
  • 第4回「飯田橋高田馬場→目白ツアー」 参加者:胡瓜畑さん、おれ

ひとりで廻るのも当然たのしいわけだが、第4回をコレクター友達の胡瓜畑さんと一緒に廻ったら、これがまた独特の良さがあったので、今度はもうひとりコレクター仲間の雀坊さんも交えて、3人でどっか行こう! ということになって、昨日「第5回 黄色いバスで行く町田周辺ツアー」を実施したのだった。
タイムスケジュールはこんな感じ。

10:00 「向ヶ丘遊園店」にて魅惑の店内集合&探索(約1時間)
11:00 小田急永山駅へ向けて移動
11:30 永山駅前から夢の無料シャトルバスにて次なる店へ移動
11:45 「多摩永山店」を探索(約1時間半)
13:15 ふたたびシャトルバスで永山駅へもどって駅前で昼食
14:00 新百合ヶ丘→町田駅→路線バスで本日3店目へ移動
15:00 「町田旭町店」を探索(約1時間)
16:00 また来たとき同様に町田駅へ戻る
16:30 「町田東急ツインズ店」を探索(約1時間)
17:30 町田駅前の適当な居酒屋で晩ごはん→解散

この数ヶ月でずいぶんたくさんのブックオフを廻り、本もたくさん買ってきたので、今日はもうそんなに買うものないだろうと思ったんだけど、天気わるいからね。両手がフリーになるようにリュックにしてきた。
電車に揺られること1時間半、ようやく1店目の向ヶ丘遊園店に着きました。

小型店。いつものごとく105円均一の棚を見ていくが、買いたいものはあんまりない。まあね、この後も続くので最初っから飛ばさないようにしてる、ってのもありますが。
おっと、一冊なかなかいいの発見。

『悪態の精神/庄幸司郎
パンクと何の関係もない本*1なのにこの表紙。きっとデザイナーが趣味でやっちゃったんだろうな。ロック好きの雀坊さんにもバカウケ。欲しい……けど、残念ながらこれは105円コーナーじゃなかった。定価が2,100円もするので、半額でも1,050円なのだ。ジャケ買いのためだけに1,050円は出せないなあ。泣く泣く棚にもどして、そのかわりにちょっと気になる本を650円で購入。おれがブックオフでこんな高価な本を買うなんて、たいへん珍しいことです。
さて、次は本日のメインエベント「多摩永山店」に向かう。この店は駅からちょっと離れてるので、専用のシャトルバスが店まで送り迎えしているのだ。こちらのブログの記事を読むと、いかにもブックオフっぽい黄色いバスで、ブッカーとしてはこれに乗らないわけにいかない。むしろそれが今日のいちばんの目的といっても過言ではない。
ところが……。

黄色くねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!



永山の曇り空に向かって叫んだところで、店に到着。でかいなあ。古本だけでなく、衣類やオモチャなんかも扱う総合リサイクルショップってやつだね。こりゃテンションあがるわ。
ところが、結局収穫したのは1冊だけ。105円コーナーの在庫量はものすごかったんだけど、買うものがないときはホントにないんだ。こういうときって、どうしても「せっかく来たんだから……」という気持ちが働いて、無理してでも何か買おうとしちゃうんだけど、たいていあとで後悔するので、無理はしない。とりあえず、ちょっと気になる本を1冊だけ購入。
105円コーナーを熱心に見てたら、胡瓜畑さんがやってきて「岩波文庫コーナーがすごいことになってるよ」と言う。彼とはいつもその話をしているので、瞬間的に意味がわかった。どういうことかというと、ブックオフ岩波文庫コーナーにはなぜか必ず吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』があるんだな。以前、横浜洋光台店に行ったときなんか、岩波文庫コーナーにこの本1冊だけがぽつーんとあって、大笑いしたことがある。それぐらい「ブックオフ=君たちはどう生きるか」なのだ。で、胡瓜畑さんに誘われるままに岩波文庫コーナーを見てみたら、さすがは大型店。岩波文庫の在庫が100冊ぐらいある。でも、そのうちの20冊ぐらいが『君たちはどう生きるか』だったのだ! なんだそれはーーー!
とかなんとかやってるうちにタイムリミット。時間が許せばプラモコーナーとかも見たかったけど、それはあきらめて次へ移動。
3軒目は町田駅から路線バスで15分ぐらい行ったところにある「町田旭町店」。こちらは中型店だから……と油断していたら、あっという間に7冊購入。大量在庫を端から端まで見てもぜんぜん買うものがないこともあれば、本棚ひとつ分くらいの在庫なのにあれもこれもと欲しい本だらけのこともある。不思議だよねえ。
行きはバスだったけど、帰りはおやじ3人で話をしながらのんびりいこうということで、徒歩で町田駅前までもどる。そして駅前では本日の最終目的地である「町田東急ツインズ店」へ。以前、町田には日本最大規模という「町田中央通り店」ってのがあったんだけど、それが今年の10月にこちらへ移転したのだった。

お洒落ビルの入り口に黄色い看板がデーン。ビル内にも各所に「8階ブックオフへのエレベーターはこちら」みたいな黄色いプレートが下がっていて、テナントで入ってるアニエスbのひとなんかは「おしゃれじゃないわ……」とか思ってるんだろうな。
ここもかなり広い店だったけど、かつては530坪あったものをワンフロアに押し込めているので、かなり窮屈。しかもオープンしたばっかりなので、ものすごい混雑。レジなんか40人ぐらい並んでたよ。おれもその列に並んで7冊購入。結局、昨日は1日でトータル16冊(合計2,225円)買ったことになる。

最後は3人で町田駅前の和民へ。収穫を見せ合ってげらげら笑いながら晩ごはん食べて解散。どうもお疲れ様でした。
追記:晩ごはん中、最近出張づいてる雀坊さんから伊勢だよりをおみやげにもらいました。ありがとう!

伊勢だよりについてもそのうちブログに書くけど、とりあえずこのへんの記事とかを読むと、伊勢だよりが何なのかがわかると思いまっす。

*1:あとで調べたら、著者は市民運動をやってるひとだった。そういう意味ではパンクと無関係、ではないね