後藤ひろひとさんの自分トレカ

『パニック7ゴールド』という漫画雑誌を買ったよ。
白夜書房/2009年1月号)
最初、コンビニの棚で見かけたときは、ウルトラマンの雑誌かと思ったんだよ。だって表紙に写真も出てるし、斜めにでっかく「ウルトラマン」とも書いてあるし。
でも、中を開けて見たらパチンコ……じゃなくてパチスロ漫画の雑誌だったんだな。おれ、ロト6以外のギャンブルをやらないので、何が描かれているのか全っ然わからん。いや、漫画なのは見りゃわかるけど、そこで何が語られているのかがサッパリわかんない。「バウンティの新装でジャンキー狙って嫁と出動」なんて言われてもどういう意味か全然わかんない。「ARTは1G約1枚増の40G固定タイプですが」とか頭痛がするぐらいわかんない。
で、棚に戻そうかと思ったんだけど、たまたま開いた頁に載っていたコラムを見て、手が止まった。そこには“後藤ひろひと”という俳優さんの連載コラムが載っていたのだけど、それがなんと、このひとは名刺がわりに「自分のオリジナルトレカを作って配っている」という話だったんだな。
おれは熱心なトレカコレクターだった時代に、いつも「この世の名刺はみんなトレカになるべき。そうすれば名刺交換はもっと楽しくなるのに!」と言い続けていて、いつかは自分の名刺をトレカで作ろうと思っていたんだな。いまはトレカコレクションを自分の趣味の第一線からは退かせてしまったけど、名刺をトレカにしたいという気持ちはまだ捨てていない。だから、それを実践している後藤ひろひとさんのコラムにはとても驚かされたのだ。しかも、このひと本業が役者だからか、毎年いろんな扮装の写真でトレカを作っていて、それがまた非常に完成度が高くて素晴らしい。

後藤さんは、街で出会ったファンにはブロマイドがわりに自分トレカを配ったりしているという。なんて立派な方なんだろう。しかし、残念だなあ、おれも欲しいけれど後藤さんと会うチャンスなんてそうそうないだろうし……と、あきらめかけたところに「読者プレゼント」の文字が!
というわけで、パチンコのチの字も知らないおれが、応募ハガキのためにこの雑誌を買ったというわけなのだった。当選したら現物をご紹介するね。