コレクター男の一日

たまには日記的なことを書いてみようかと思う。
今日(2/11)は久しぶりの休日なので、映画を3本ハシゴするつもりなのだ。映画を見る趣味自体はコレクションと直接には関係しないんだけど、一日に3本も見るのはちょっと病的だし、そうやって見た映画のリストを全部エクセルで管理していたりするところは、我ながら病んでると思う。
というわけで11時ちょい前に家を出た。いちおう言っとくと、ワスは千葉島に住んでるじゃんか。突然口調が変わったケド気にしないでほしいんだねえ。で、千葉県の某所から北千住へ出て、そこから日比谷線に乗り換えて銀座に出ようと思っていたんだけど、常磐線の車内でモンハンやってたら乗り過ごしちゃって、気がついたら西日暮里だったんだなー。コドモかよ。しゃあないので西日暮里から山手線で有楽町へ出た。ここからでも最初の目的地(京橋フィルムセンター)には歩いていけるからね。
歩き出したら、いきなり高架下のショッピングモールにHMVが入ってたので、ちょっと冷やかす。すると、だしぬけに半顔を発見。

見えますか。『ピューと吹く!ジャガー』のDVDが並んでるんだけど、1巻から3巻まで全部ジャケが半顔デザインになっている。

この漫画、娘が気に入ってるらしい。単行本借りて読んでみたけど、何がおもしろいのかサッパリわからなかった。まあ、おもしろかったとしてもこのためにDVD買ったりはしないけど。
ついでに洋画DVDのコーナーを見ていたら、おれの2007年度ナンバー1だった『ブラック・スネーク・モーン』が安かった(1500円からさらに1割引で1350円)ので、購入。

ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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さて、寄り道はそれくらいにして、フィルムセンターに向かって鍛冶橋通りをテクテク歩いていく。すると、どこからか殺気というか、妖気というか、おかしな気配が感じられるではありませんか!

なんだろう。

な、なんだろう。

……?
ふーむ、どうやら気のせいだったようです。気を取り直してさらに歩いて、12時半、フィルムセンターに到着。

こちらでは現在「怪獣・SF映画特集をやっていて、今日は『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』が見られるのだった。入場料は500円。場内は見事に満席。客の9割はオヤジばっかり。しかも50代、60代がいっぱいいたな。
見終わってロビーに出たら怪獣映画仲間のタコラさんも来ていて、少し話す。「大ダコ出てきちゃったよ!」とか言ってて笑う(バラゴンは、ラストに大ダコが出てくるバージョンと出てこないバージョンがあって、出てこないバージョンがレアなのです)。
もう少し話していたかったけど、次は早稲田でショーン・ペン映画の2本立てを見る予定なので早々に退散。というかメシ食う時間も確保しないとなんないしね。このタイミングで食っとかないと、夜まで何も食えなくなっちゃうのだ。
で、大好きな銀座の共楽(古き良き東京正油ラーメン)に行ったら休みでやんの。ちぇっ。残念だが仕方ないので、その近くにある梟(ふくろう)という店に入ってみる。店頭に写真が貼り出されていたドラゴン味噌ラーメン(780円)がうまそうだったから。

うん、刻んだニラがいっぱい入っていておいしい。ラーメンっていうのも、自分が行った店を全部エクセルで管理したりすると楽しそうなんだけど、それを趣味にしちゃうとおれみたいに極端な性格している人はズッぱまりしてラーメン食い過ぎて死んだりするから、ラーメンにはコレクター的な取り組み方をしないようにしてるんだ。
さてさて、銀座から地下鉄乗り継いで今度は高田馬場へ。
電車の中吊りで『AUSTRALIA』の広告を見たんだけど、これは惜しいよね。

主演がニコール・キッドマンヒュー・ジャックマンで、監督がバズ・ラーマンだったら、作品タイトルも『アイアンマン』とかそういうのでなくっちゃ納得いかんよなあ。
と、哲学的なことを考えていたら、うっかりして東西線を早稲田で降りちゃった。本当は高田馬場まで行くはずだったんだ(早稲田松竹高田馬場駅のほうが近い)。でも、降りちゃったものは仕方ない。早稲田松竹まで小走りで向かう。

なんとか上映開始の16時20分に間に合ったので、『ミスティック・リバー』(イーストウッド監督)と『イントゥ・ザ・ワイルド』(ペン監督)の2本立てを見る。どっちも素晴らしい出来。感想は省略。
これで本日の用件はすべて終了したので、東西線と千代田線を乗り継いでおうちに帰る。帰ったら、復刊ドットコムからなんか届いていたよ。開けたらこれだ。

注文したの忘れてた。うれしい……。うれしすぎる……。今夜はこれ抱いて寝る。
おわり。