退廃感が倍増している“らくがおジャケ”

映画館をハシゴする合間に、以下のレコードを某所の中古盤屋で入手した。


『悦楽のブルース/島和彦』(1965/コロムビア

島本和彦じゃないよ。かといって鳥嶋和彦でもない。誰も間違えないか。端正な顔立ちと甘い歌声でファンを魅了した島和彦のヒット曲だ。

でもこの曲、40万枚も売れながら歌が全体的に成人向けでなおかつ退廃的だとのことで、放送禁止になっているんだね。どんだけエロい歌詞なんだ? と見てみても、「泣いちゃいないわカクテルの/青いグラスが目にうつる/甘い甘いとつい酔って/さめりゃ心がほろにがい」ってちっともエロくない。リバーシブル吉岡のほうがよっぽど放送禁止だと思うよ。まあ、そういう時代だったのだろうな。もしかしたら唄い方がエロかったのかもしれない。

……それはさておき、ご覧のように落書きのほどこされたジャケットが素敵だったので買った。180円。レジに出したら店員が「プッ」って吹いてた。売ったのはそっちだろ!