ヤングのハートを一網打尽

スポーツをするように投網(とあみ)を楽しむのが、いま若者たちのあいだで大人気なのは、インターネットで情報収集することに余念のないキミたちなら、もう知ってるよね! 今日みんなに紹介する本は、そんな投網の楽しさを解説してくれるガイドブックなんだ。

『スポーツ投網/竹内賢典』(1988年/西東社
前書きがとてもいいので引用しよう。

投網なんて、プロ漁師が魚をとる目的だけで使用するもの、と思っているのはもはや時代遅れ。いまや投網には、若者のスポーツとしての熱気がムンムン満ちあふれているのだ。一〇〇万人とも二〇〇万人ともいわれる投網人口。山深い清流でアユを追う人もいれば、海でクロダイやスズキの大物をねらう人もいる。

投網ファンが200万人も! 1988年の時点でそんなにいたのなら、いまはもう400万人ぐらいに膨れ上がっているのではあるまいか。こりゃあ、ウカウカしてたらブームに乗り遅れてしまいますなー。

ところで、いざ自分でもスポーツ投網を始めてみようと思っても、家に投網があるなんて人は、あんまりいないよネ。じゃあ、投網っていうのはいったいどこで買ったらいいんだろう?

 投網を買おう、と思って販売店にいっても、初心者の場合は、どんなものを選べばよいかわからないでしょう。販売員が投網のベテランならよいのですが、デパートやスーパーなどの場合、投網については何も知らない人が売っていることも少なくありません。
(中略)
 友人や知人に投網をやっている人がいない場合は、できるだけ投網を専門に扱っている販売店を探してください。そしてその店の従業員なり経営者が、実際に投網をやっているかどうかを確かめることです。

さて、いかがだっただろう? これを読んだら、キミもさっそく投網をやってみたくなったんじゃないかな? 今年の夏は投網を抱えて、海で魚を、山で野鳥を、渋谷でギャルを捕獲しよう!

ズバババーン!!