8月に観た映画

会社辞めてから以前にも増して映画をいっぱい観てるおれだが、長い感想を書くのがめんどくさいので、拾う神様の真似してこんなふうに毎月まとめていこうかと思う。

  1. ディア・ドクター(8/2 立川シネマシティ)
    • あえて描かない省略の美学。映画を観ている悦楽を久々に感じられた。
    • 八千草薫の「ちぇ、(お腹を)見せてあげるか」に悶絶。
  2. キートンのセブンチャンス(8/7 池袋新文芸座 2本立て)
    • 700万ドルの遺産を相続する条件は27歳の誕生日の7時までに結婚すること。花嫁候補者7000人。
    • 活弁付き上映。活弁士は澤登翠さん。
  3. 第七天国(8/7 池袋新文芸座 2本立て)
  4. 狂った野獣(8/15 池袋新文芸座 中島貞夫オールナイト)
    • バスジャック映画の傑作。やはり乗り物ジャック映画はこういうふうに乗客の背景をちゃんと描かないといけない。だから『スピード』はダメなんだよ!
    • ラジオDJ時代の鶴瓶が本人役で出演。30年後にあんな(→ディア・ドクター)素晴らしい役者になるとはねえ。
  5. 鉄砲玉の美学(8/15 池袋新文芸座 中島貞夫オールナイト)
    • ウサギ売りでシノいでいたチンピラ渡瀬恒彦が鉄砲玉に任命されるも、何も出来ずにうだうだと……。
    • サントラは頭脳警察荒木一郎。最高。
  6. ポルノの女王 にっぽんSEX旅行(8/15 池袋新文芸座 中島貞夫オールナイト)
    • ヤクの運び屋として来日した金髪女(クリスチナ・リンドバーグ)をなぜか荒木一郎が自宅に連れ帰り、なぜか監禁、なぜかSEXしまくる。
    • 荒木一郎がなぜモテるのかわからなかったけど、これ観て少しわかった気がする。
  7. くノ一忍法(8/15 池袋新文芸座 中島貞夫オールナイト)
    • 山田風太郎の原作によるエロ忍術映画。
    • 女を淫乱にする「花ひらきの術」を使う忍者役で山城新伍が好演。本人そのまんまだけどね。
  8. 大拳銃(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
  9. 魔眼(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
  10. 人喰山(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
  11. 孤独の円盤(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
    • 『人喰山』のにいや監督の短編フィルム。円盤フワフワ。
  12. 八分道場(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
    • 正味18分の作品。すいません、ほとんど寝てた。
  13. 西遊記(8/17 渋谷アップリンクX 傑力珍怪映画祭)
    • 正味6分の作品。まったく覚えていない。
  14. 東海道四谷怪談/中川信夫(8/15 池袋新文芸座 四谷怪談オールナイト)
    • イエモンは天地茂。オーソドックスで、しっかりとしたおもしろさ。
  15. 四谷怪談/三隅研次(8/15 池袋新文芸座 四谷怪談オールナイト)
  16. 四谷怪談/豊田四郎(8/15 池袋新文芸座 四谷怪談オールナイト)
    • 仲代達矢イエモンのギョロ目演技に笑う。
    • ヘビのかわりにネズミが出て来て、これもある種の人喰い映画か。
  17. 四谷怪談 お岩の亡霊/森一生(8/15 池袋新文芸座 四谷怪談オールナイト)
    • イエモン佐藤慶。冷酷そうな薄笑いがいい感じ。
    • こうして振り返ると、おれ、日本の女優にあんまり興味ないのがよくわかるね。
  18. 3時10分、決断のとき(8/27 新宿ピカデリー
    • 主人公はチャンベールじゃハンサムすぎると思う。もうちょい頼りない感じの役者が演じてこそ、ラストシーンが輝くと思うんだけどね。
    • id:doyパパの『96時間』の感想読んで思ったけど、リーアム・ニーソンだったらよかったかも。
  19. 愛のむきだし(8/28 新宿K'sシネマ)
    • 237分(約4時間)にわたる壮絶な愛のかたち。生涯のベストテンにも入るであろう大傑作。
    • メインテーマ『空洞です/ゆらゆら帝国』が耳に焼き付いて離れない。
  20. 96時間(8/29 新宿グランド)
    • 娘を持つ親父としては、胸がぎゅっと締め付けられ、そして痛快な映画。
    • 娘が欧州ツアーを追っかけるバンドがU2なのを、おれはなぜかUB40だと勘違いしちゃって「シブい娘だなあ」と思いながら観てた。

以上、20本。短編がいっぱいあったので本数に意味はないね。