3月に観た映画

今月は見たねえ〜。なんといっても、次号のBootleg原稿の下調べのために、ダニー・グローヴァーモーガン・フリーマンの出演作を片っ端から見直したのが大きかった。なにしろ2人とも売れっ子だから、出演作も多いんだ。でも、おかげで原稿も無事にアップしたので、4月からはまた通常にもどれる……かというと、そうでもないんだな。次は『人喰い映画祭』の新プロジェクトのために、部屋に積んである未見の人喰いビデオを全部見てしまわなければならないのだ。計算したらね、これから約1ヶ月間、毎日0.7本ずつ見ていかないと追いつかないんだよ! なんなんだこの苦行は(自分でまいたタネ)。

  1. みな殺しの拳銃(03/02 浅草新劇場)
  2. ミヨちゃんのためなら 全員集合!!(03/02 浅草新劇場)
    • ドリフ映画は東宝の「ですよ! シリーズ」が5作と、松竹の「全員集合!! シリーズ」が16作あって、これは松竹の4作目。いかりや経営の漢方薬工場の悪臭と地上げをめぐる騒動。左とん平のいんちきエリートぶりがいい。
  3. 雑兵物語(03/02 浅草新劇場)
    • 戦さの底辺でテキトーに立ち回る農民あがりの足軽たちの姿を描く。若き勝新太郎の軽妙な芝居がいい。
  4. ミリオンダラー・ベイビー(03/02 DVD)
    • 初見では気がつかなかったが、ジム経営者のフランキー(イーストウッド)と、トレーナーのエディ(モーガン・フリーマン)は同じ役割。ようするにフランキーの中にあるもうひとつの心をエディに代弁させているわけだ。そう思って見返してみると、フランキーがマギーをジムに入門させるのも、ラストの決断をするのも、すべてエディが背中を押している。
  5. リーサルウェポン(03/03 DVD)
    • 久しぶりに。
  6. コレクター(03/04 DVD)
  7. ドキュメンタリー 頭脳警察(03/06 池袋新文芸座
  8. ドキュメンタリー 頭脳警察(03/06 池袋新文芸座
  9. ドキュメンタリー 頭脳警察(03/06 池袋新文芸座
    • シアターNでの初公開時に3作順番に見るスケジュールが合わずに見逃していたところ、今回、新文芸座がオールナイトで3本連続上映してくれるとのことで行ってきた。素晴らしい。でも長い。
    • 薄茶のサングラスにチリチリヘアーのパンタと、残りわずかの白髪をちょんまげにしているトシのツーショットは、山藤章二平田弘史に見えた。
  10. ザ・シューター 極大射程(03/07 TV放送)
    • ダニー・グローヴァーについて調べているところでタイミングよくテレビ放映があったので視聴。最後に撃たれて丸焼きにされる(ネタバレ!)なんて、ダニーがここまで徹底した悪役をやるのは珍しいんじゃないか。
  11. カラーパープル(03/08 DVD)
  12. アルカトラズからの脱出(03/09 DVD)
    • ダニー・グローヴァー目当てで見返してみたが、どこに出ているかわからなかった。役名“Inmate”とあるから、囚人のひとりだと思うのだが。
  13. 最高の人生の見つけ方(03/09 DVD)
  14. ショーシャンクの空に(03/10 DVD)
  15. シルバラード(03/14 DVD)
    • 無法な町長と保安官に対抗する4人の男。うちひとりがダニー・グローヴァー。やはりこうした“切れ者ではないが男気のある奴”っていう役がダニーには似合うね。
  16. ブルース・オールマイティ(03/15 DVD)
    • アメリカを代表する名優モーガン・フリーマンはここにきてついに神を演ずることに! といっても、コメディなんだけど。
  17. ハイ・クライムズ(03/16 DVD)
  18. トラック野郎 熱風5000キロ(03/17 DVD)
    • モーガン&ダニー疲れをしたので、ちょっと休憩。山猫お夏(小野みゆき)と酒飲み勝負をする桃次郎。「山猫ォ、もし俺が勝ったら、酔いつぶれたお前ェのケツからズブリぶち込むぞォ」というセリフに癒される。
  19. わが街(03/17 DVD)
    • 映画プロデューサー・デイヴィス(スティーヴ・マーティン)の言葉がいい。「もっと映画を見ろ。人生の謎の答が見つかるぞ」
  20. 隣の家の少女(03/20 渋谷シアターN
    • 原作にあった重要な部分のいくつかが描かれていなかったのはちょっと残念だけど、小説と映画との表現の違いを考えればやむを得ないことかもしれない。いずれにせよ、幼い娘をもつ親父には強烈すぎる作品。
  21. セブン(03/22 DVD)
  22. 刑事ジョン・ブック 目撃者(03/22 DVD)
    • サスペンスの作り方がうまい。とくに少年が警察署内で真犯人を特定するところと、駐車場でブックが撃たれていたことに気づくシーンなど。
  23. 御巣鷹山(03/23 千歳烏山区民ホール)
    • 5本の上映会だったが、時間(とお金)がないのでとりあえずこれだけ見た。
    • なるほど、これは本気と狂気と稚気がないまぜになった怪作。ラストの殺陣にア然。おれが金持ちだったらこういう監督に出資するね。
  24. ウォータームーン(03/24 DVD)
    • 噂には聞いていたが、これこそトンデモ映画。あらゆる映画は自由に作られる権利がある、と思うので、これはこれで存在価値があるのだろう。
  25. スクリーミング(03/30 VHS)
    • 監督はあのスットコドッコイ超大作『キングスパイダー 』『キングスパイダー VS メカデストラクター』のジェフ・リロイ。
    • ・巨大化したコウモリの脅威とカルト教団の陰謀がからまりあうサスペンス人喰いホラー。
  26. 釣りバカ日誌16/浜崎は今日もダメだった♪(03/30 浅草新劇場)
  27. 独立愚連隊(03/30 浅草新劇場)
  28. 極楽坊主(03/30 浅草新劇場)
    • 宍戸錠が、知恵が回って、腕っ節が強くて、おまけにド助平な坊主を生き生きと演じた快作。
    • 出会った女とすぐにセックスするんだが、その場面になるといつも鐘突きゴーンのカットが映されたり、ドラム缶風呂に入っているときにいい女が通りかかったら股間が膨張して湯がザブンとあふれたり、エロバカ演出がいちいち素晴らしい。
  29. ゴッドフード 巨大生物の恐怖(03/31 VHS)
    • 人喰い巨大ネズミ映画。
  30. バグド(03/31 VHS)
    • 人喰い巨大コオロギ映画。