6月に観た映画

多少はヒマになったにもかかわらず、締め切り地獄で映画を見まくっていた反動なのか、あんまり劇場に通う気になれなかった6月であった。まあ、ゆっくりリハビリしていくとしよう。

  1. 衝動殺人 息子よ(6/1 渋谷シネマヴェーラ
    • ヴェーラの特集「実録!犯罪列島」にて鑑賞。木下恵介
    • 子供が殺される映画はキッツイなあ。しかし大変な力作。
  2. 日本列島(6/1 渋谷シネマヴェーラ
    • 大好きな熊井啓。やるせない映画だ。
  3. ヒーローショー(6/7 新宿角川シネマ)
    • 殺人が発生する場面から死体を埋める場面に至るまでのユウキの態度が案外落ち着いていたのが気になった。あの性格の人物があんな場面に遭遇したら、普通はもっと戦慄するはずだし、もっと狼狽えるはず。演技力が足らないのか、あれが監督の演出プラン通りなのかはわからない。絶望するほどの将来を持っていないのがユウキなのだ、と言われればその通りかもしれないが、映画としておもしろいのは人の絶望なんだから、そこはもっと強調してもよかったんじゃないかと思う。『ガキ帝国』にはそれがあるんだよ。
  4. アウトレイジ(6/14 MOVIX亀有)
    • 北野武はいかにも映画的な演出は避ける人だと思っていたけど、今作ではずいぶん映画っぽくなっていた。個人的にはこれぐらいの方が好み。
    • 小日向文世って、男だったのな。巨乳女優だと思ってたよ!
  5. 男はつらいよ 柴又慕情(6/21 テレビ視聴)
  6. BROTHER(6/22 DVD)
  7. うなぎ(6/23 DVD)
  8. ハイ・フィデリティ(6/27 DVD)
    • 中古レコ屋オーナーの恋物語
    • SLFの「サスペクトデバイス」をかけて客をナンパする店員A。
  9. キングダム/見えざる敵(6/28 DVD)
    • 終わらない復讐の連鎖。個人的には『ハートロッカー』より染みた。
  10. 不良番長 突撃一番(6/30 浅草名画座
    • わりとデタラメな映画。だがそれがいい
    • 冒頭では有名な森の石松、三十石船道中の一説をメタ的な映画ネタでやってみせる。
  11. われに撃つ用意あり(6/30 浅草名画座
    • 公開時以来の20年ぶりの鑑賞。
    • カタルシスに欠ける復讐劇で、浅草のおっちゃん達は激怒していた。
  12. 血染めの唐獅子(6/30 浅草名画座
    • こちらはうって変わって男泣きの痛快殴り込み劇場。
    • 藤純子の「水くさいな、泣くゾ」に、きゅん。