街角の似顔絵描きコレクション 2011年度版

数ある我がコレクションの中でも、その執念深さと狂気の度合いで、コレクション群の頂点に立つのは、まちがいなく「街角の似顔絵描きコレクション」だろう。なにしろこのコレクション、29年前からやってるんだかんな!

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とはいえ、最後に似顔絵を描いてもらったのは、すでに8年も前のこととなってしまった。

「毎年1枚描いてもらえばいいじゃない」って言う人もいるんだけど、それじゃ毎年1枚確実にコレクションが生まれすぎて、イマイチおもしろくない。この感覚、わかってもらえるだろうか。コレクションというのは、増えりゃあいいってもんじゃあないのだ。増えたり、増えなかったり。進展したり、停滞したり。その思うようにいかないもどかしさが、たまらないのだよ。

とはいえ、さすがに8年はブランクを空けすぎた。そろそろ描いてもらわねば。そうじゃないと、おれの顔も変わってきちゃうしね。

「蒐集原人の夜 Vol.2」の打ち合わせをしていたときに、ふと、この似顔絵コレクションの話をしたら、「ぼくも以前イベントで天使姿になってお客さんの似顔絵を描いたことがあるよ」と、石川浩司さんが言うではないか。

それはいい!

だったら、イベントでおれが似顔絵コレクションを紹介し終えたところで石川さんがその場でおれの似顔絵の最新作を描くってのはどう?

ということでトントントンと話が進み、イベントの本番中に石川浩司さんがおれの生似顔絵を描くという企画が固まった。

最初は「えー、石川さんも似顔絵、描けるんですかー。あっ、こんなところに色紙が。じゃあせっかくなので、似顔絵を1枚……」とか、わざとらしい小芝居をする予定だったのだけど、素人がそういうことするとスベるので、普通にお願いした。

左の赤シャツが似顔絵を描く石川さん。右の青シャツが固まっているおれ。真ん中の白シャツは、この状況でどうやって間をもたせればいいか悩んでいるゲストのナカガワさん。

本当は、当日、会場入りするときに色紙を持って行くはずだったんだけど、それを忘れてきてしまった*1。そうしたら、石川さんが自宅から謎のミニござ(床の間用の花瓶敷き?)を持ってきてくれていたので、それに描いてもらうこととなった。結果的には色紙に描くよりも、より中央線っぽいというか、石川浩司さんの個性とマッチしすぎる最高の似顔絵が出来上がったのだった。

これ、このまま渋谷駅の「明日の神話」の右下に貼付けておいてもいいね。

*1:と、twitterでつぶやいたら多くの方が色紙を買ってきてくださった。ありがたいことです。結局、使わなくてごめんなさい!