7月に見た映画

7月は6本。ま、ちょっとずつリハビリしていくので。

  1. 炎628(7/5 吉祥寺 バウスシアター)★★★★
    • 爆音映画祭にて。
    • 白ロシアソビエト社会主義共和国でナチが焼き払った村の数が628。その惨事に巻き込まれた(きっかけを作ったとも言える)少年の目を通してナチの悪辣非道ぶりを描く。宇宙人だってそこまでしねえよ、ってぐらい酷い。
  2. 遊星からの物体X ファーストコンタクト(7/11 京橋 テアトル試写室)★★
    • カーペンター版の前日譚……のはずなんだけど、やってることはハワード・ホークス版の劣化リメイク。
    • どうやってあのカーペンター版冒頭の“犬”へつなげるか、そこが肝だったはずなのに、あまりにもヒドいつなげ方で呆れた。
  3. アイアン・スカイ(7/11 東銀座 松竹本社3階試写室)★★★★★
    • この世にタブーなんてないんじゃないか、と思わせるほどにデタラメかつ痛快な出来で、隅から隅まで素晴らしい。
    • おれの友人知人にはエンドロールで席を立つ人はいないと思うけど、もちろん最後まで見てねん。
    • 音楽ライバッハだし、あと10回ぐらい見たいな。
  4. プロメテウス(7/11 六本木 20世紀フォックス試写室)★★★★
    • 随所に散りばめられた『エイリアン』一作目のイメージの反復に陶酔。
    • もちろんエイリアン・シリーズのプリクエルではあるんが、それだけでなく、リドリー・スコットが『エイリアン』から『ブレードランナー』にかけて追求していたある問題についてもう一歩踏み込んだ作品でもある。その辺のことは、8月27日発売「別冊映画秘宝 大宇宙映画超読本『エイリアン』『プロメテウス』驚異の世界」に少しだけ書いたのでよかったら読んでみて。
  5. ゴモラ(7/17 新橋文化劇場)★★★
    • トニー・モンタナごっこに興じるギャング組織に入りたい少年二人
    • パンイチでマシンガンを乱射。たのしそう
  6. メランコリア(7/17 新橋文化劇場)★★★★
    • いきなりキルスティン・ダンストのドアップから始まるという、キルちゃんラブのおれ得映画
    • 予想外にでかいキル乳(おれ得)
    • 地球が破滅するする言っといて結局最後はなんとかなっちゃう詐欺映画が多いなか、よくぞやってくれたトリアー!(おれ得)

別冊映画秘宝大宇宙映画超読本「エイリアン」「プロメテウス」驚異の世界 (洋泉社MOOK)

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炎628 [DVD]

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Iron Sky (Soundtrack)

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