快適、札幌ブックオフ仕入れツアー その4

北海道に着いた日は友達と飲んだだけで、せどりツアーはその翌日からスタートさせた。昨日のエントリ(その3)で、せどりツアーの日程を「1日目、2日目、3日目」と書いてしまったので、今後、初日のことも含めた話をしようとすると、いったい何日目のことを言ってるのかわからなくなる可能性が出て来た。なので、ここからはちゃんと日付けで話を進めていこう。

今回、北海道に行ったのは9/26〜9/29までの4日間だ。26日は夕方札幌に着き、友人Aとジンギスカン食ったり酒飲んだりしてるうちに夜が更けたので終了。翌27日は、札幌駅の北側エリアにあるブックオフを一日中かけてまわった。そしてこの日の晩は、Aさんとはまた別の、地元の友人Bと落ち合って、ススキノまで酒を飲みに出掛けたのだ。

せっかく札幌まで来られたのだからと、友人Bは肴のうまい店に案内してくれようとする。とてもありがたいことだ。しかし、正確な場所をメモし忘れていたようで、なかなか目的地が見つからない。ここら辺りなんだけど……と案内された場所には、白地に「専門」というなんとも頼もしい文言が染め抜かれた暖簾がはためいている。じつにいいカンジの焼き鳥屋だ。

だが、Bさんがアテにしていた目的地はここではないのだ。

おれはこの暖簾から“名店の匂い”をビンビンに感じたので、「べつにこういうところでもいいんだよぉ〜」と、さりげなく言ってみたりする。だが、Bさんは、はるばる遠方から来てくれた友人をこんな古ぼけた焼き鳥屋に案内したのでは道民の名折れ! とでも思ったのか、「やっぱり店が見つからないので、もう一軒の方へ行きましょう!」と、別のやや高級な居酒屋へ案内してくれた。おれは激しく後ろ髪を引かれながらも、(ま、ここは彼の顔を立てて……)と自分を納得させ、彼に従った。

連れていってもらったのは、やはりススキノにある某居酒屋の個室。わりと高級なところだ。そこで食べた秋刀魚の刺身は極上の旨さだったし、ほっけのチャンチャン焼きには未知なる味を体験できる悦びがあり、毛ガニからは海底の香りが漂い、鶏の半身揚げは「札幌に来たんだな〜」という実感を強く与えてくれた。北の味覚を隅々まで満喫させてもらった。

焼き鳥? そんなもんどーでもいいわい。北の友よ、美味なるオモテナシをありがとう!

(それにしても、あの暖簾……。その5に続く!)