名古屋市内ブックオフ支店全制覇ツアー その9

ここまでに買った本の冊数をかぞえてみたら、120冊(ブックオフ14軒)だった。そしてこれから名古屋古書会館でおこなわれる古書市に顔を出し、さらにブックオフも3軒まわるので、このままで行けば札幌での119冊購入は間違いなく上回ることになるだろう。つーか、すでに上回っている。仕入れ旅行としてはすでに大成功じゃないか。わっはっは。

たくさん仕入れることが出来たのは、もちろんいい本が多かったからではあるけれど、やはりマイカーで来ているというのが、大きな理由でもある。帰りの荷物が重くなるとか、宅配便で送る手間がかかるとか、そういう心理的な負担がないために、ちょっとでも気にな本はスパスパ抜くことが出来る。あと、単純に名古屋にはマニタ書房向きの本が多い、ってのもあるのかも。金のシャチホコとか、つぼイノリオとか、味噌煮込みうどんとか、喫茶マウンテンとか、エキセントリックなものを数多く生み出してる土地だからなー。

とかなんとかヒトリゴトをつぶやきつつ、はるばる来たぜ「名古屋古書会館」。今日はここで開かれる名鯱会(名古屋の組合に所属する数軒の古書店が合同で開催する即売会)にやって来たのだ。東京と神奈川の古書会館には度々顔を出しているが、名古屋は初めてなので緊張する。いま51歳のおれだけど、この業界ではゼンゼン若造だから余計に緊張するーっ!

シャッターの前には、続々と古本狙いの老人たちが集結してくる。若者なんてほとんどいない。みんなネズミ色。派手めの服を着ていてもなんか印象がネズミ色っぽい。おそらく、おれもそう見えてるだろうな……なんて考えているうちに開場時刻となり、シャッターが開いた。ガラガラガラー。

ジイサンたちに混じって古本を物色する。基本、早い者勝ちの世界なので殺伐とはしているが、しかし、東京古書会館や京王百貨店古書市に慣れた身には、どってことない。加齢臭をカキワケカキワケ、1階ガレージの100円均一コーナーから11冊ピックアップし、2階のメイン会場でも4冊と、ドーナツ盤を6枚買った! 

そうして古書会館から少し離れたコインパーキングに停めてあったクルマまで、収穫をエッチラオッチラ運び込み、次の目的地であるブックオフに向かう。


▲15軒目、「名古屋川原通店」。ここでは5冊購入。


▲16軒目、「名古屋千代田橋店」。こちらでも5冊購入。


▲17軒目、「名古屋平和が丘店」では2冊購入。タワー看板のサビ具合がいいですな。

というわけで、名古屋市内に存在するブックオフ全17店舗の踏破を達成した。ばんざーい! ばんざーい! この旅での総購入数は本が147冊、ドーナツ盤が6枚。

あとは東名高速を走り抜けて一気に帰るだけだ! ……と書いているいまはとっくに帰ってきているわけで、当時のtwilogのタイムスタンプを見ると名古屋を出発したのが14:01で、松戸の自宅に到着したのが20:46。だいたい6時間45分かかったことになるね。長距離の運転で肉体の疲労は大きかったけど、仕入れも飲食も充実した、じつに素晴らしい旅だった。さあ、次は沖縄だ!

(名古屋編、おわり)