TVドラマ「ノーコン・キッド」から見るゲーム30年史

80年代のゲーセンを舞台にした、テレビ東京の青春ドラマ『ノーコン・キッド』が、めでたく12月20日に完結しました。全12回。

自分は主人公の礼治やキッドたちより5つほど年上なので、このドラマで描かれている時代はすでに工業イラストレーターとして働きはじめていた。それでも、会社の帰りにしょっちゅうゲーセンには通っていたから、ドラマで描かれていたような当時のディテールがいっぱい共感できておもしろかったなー。「ワンコインクリア」とか「定規」とか「ぶっさし」とか「段ボール」とか。「フィルムケース」のことなんてすっかり忘れてたよ!

しまった、見逃してた! 最初から見たい! 誰か録画してない〜? ……という人は、2014年2月4日にブルーレイ&DVDが発売になるので、それを買うがよろし。

いやいや、来年の2月まで待てなーい! ……という人には、こんな本も出たよ〜。

TVドラマ「ノーコン・キッド」から見るゲーム30年史 (一般書)

TVドラマ「ノーコン・キッド」から見るゲーム30年史 (一般書)

アマゾンの紹介文を引用するっす。

毎回テーマとなる当時のエポックメイキングなゲームが登場し、話にもリンクしていくというドラマ「ノーコン・キッド」(テレビ東京系)。本書ではキャスト、監督らによるドラマ制作秘話に加え、各話に登場するゲームをメインに30年のゲーム史を切り取っていきます。ゲームアナリスト・平林久和さんが1983~2013年のゲーム時代背景を解説、「ノーコン・キッド」ファンはもちろんのこと、アーケード・コンシューマの歴史を網羅したゲームファン必携の一冊です。

で、これに、とみさわも執筆しています。ストーリー紹介のページを構成・執筆したのと、あとは佐藤大氏と堀井雄二氏のインタビューへの協力も。佐藤大氏は2時間みっちりマシンガントークしてくれて、これを6ページにまとめたライターさんは大変だったろうなあ(おれじゃなくてよかった)。

短期間で作ったわりには非常に密度の濃い本になったのではないでしょうか。編集されたアンビットさんは偉い! 元のドラマを作った佐藤大氏とその他スタッフさんたちはもっと偉い! そしてこの本を買ってくれたお客様はさらに偉いっ!