宮崎県・延岡、辛麺屋桝元のこんにゃく麺(中辛)

2月に宮崎県へ行ってきた。主な目的は生頼範義展を見学するためだが、初めての土地へ旅行するなら、当然、周辺のブックオフめぐりをするし、なおかつ、その土地の名物や旨いものも味わいたい。

で、ラーメンの話。

この旅では、事前に地元のラーメンのことは調べていかなかったが、初日の宿でアレコレ検索したところ「元祖辛麺屋桝元」というのが引っかかってきた。食べログに上がっているラーメンの写真を見ると、これが大好きなニュータンタンメン本舗にそっくりなビジュアル。もうこの時点で訪問することがほぼ決定した。

ニュータンタンメン本舗は大好きであるにも関わらず、発祥の地である川崎を中心に支店展開されているため、千葉左半分〜東京右半分という自分の行動半径からは若干外れていて、なかなか食べにいくことができない。それが(とりあえず見た目だけはそっくりなやつが)、こんな遠くはなれた宮崎の地で食べられるなんて!

辛麺屋桝元は延岡市が発祥のようで、九州の各地に支店が広がっている。店のサイトを見ると大阪、愛媛にもあるね。東京にもっとも近いところでは群馬県の「前橋県庁南店」ってのがある。よく考えたらそんなに近くはない。

ともかく、翌日、延岡市の辛麺屋桝元昭和町店へ開店時刻の11:30ピッタリに到着。いちばん乗りの客として注文したのは……辛麺の中辛だ。

どうしてもニュータンタンメンと比較してしまうことになるが、スープはこちらの方が少し甘みがある。ニンニクの刻み方はかなり粗くて、ゴロゴロしている。そして、なによりもニュータンタンメンといちばん違うのは、麺が蕎麦粉入りのこんにゃく麺だということだ。注文時に、「こんにゃく麺でいいっすか?」って訊かれて、よくわかんなくて「はい」って応えたけど、これのことだったのだ。

このこんにゃく麺がヘルシーで人気だということだが、これは正直おれの好みではない。この麺には蕎麦粉が練り込んであるので、アレルギー対応で麺を普通の中華麺か、うどんか、ご飯に変更が可能だとのこと。スープと具は十分美味しかったので、もし、また食べる機会があるなら、中華麺に変えて、よりニュータンタンメンに近づけるか、ご飯にしておじやっぽくするのがいいかもしれない。