2016年も終わりだねえ。今年もたくさんの著名人が亡くなりまして、とくに自分に限って言えば、憧れのスターはもちろん、友人や知人も何人かあの世に行ってしまった。悲しいことだけれど、齢を重ねるということは、そうした別れの機会が加速するということだ。「2016年はもう終わりかよ!」って文句が言えるのは自分が生きている証拠だから、まあ、いま生きていることを喜ぼう。
さて、前回提唱したアーカイブックという言葉。これは「何らかのコレクションをまとめた書物」、あるいは「何らかの蒐集家がコレクションについて書いた書物」のことで、そういうもんばかり買ったり読んだりしてるぼくが、それらの年間ベストを毎年発表していくという活動(ただの趣味だけど)で、いよいよ2016年度ベスト・オブ・アーカイブックの発表です。
……と、その前にここで自分がこれまでに書いてきた本をちょっと並べてみる。
底抜け!大リーグカードの世界―「珍プレイ&超絶プレイ」コレクション
人喰い映画祭 【満腹版】 ~腹八分目じゃ物足りない人のためのモンスター映画ガイド~
人生のサバイバルを生き抜く映画の言葉
無限の本棚
見事にアーカイブックばかりなのねん。つまり、ぼくは自分自身がアーカイブックな人生を歩んでいるということ。これが何かを意味しているかといえば、とくに何も意味はない。このベスト・オブ・アーカイブックは、ただ自分が楽しいからやっている。それでいいのだ。
というわけで10位から発表!
■10位『中国遊園地大図鑑 北部編』
- 作者: 関上武司
- 出版社/メーカー: パブリブ
- 発売日: 2016/12/10
- メディア: 単行本
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デスメタルインドネシア: 世界2位のブルータルデスメタル大国 (世界過激音楽)
- 作者: 小笠原和生
- 出版社/メーカー: パブリブ
- 発売日: 2016/07/04
- メディア: 単行本
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■8位『珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利』
- 作者: 和ラダイスガラージ
- 出版社/メーカー: 東京キララ社
- 発売日: 2016/04/02
- メディア: 単行本
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■7位『東京レコ屋ヒストリー』
- 作者: 若杉実
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2016/03/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■6位『共産テクノ(ソ連編)』
- 作者: 四方宏明
- 出版社/メーカー: パブリブ
- 発売日: 2016/04/01
- メディア: 単行本
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■5位『モダンガールのすスゝメ』
- 作者: 淺井カヨ
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■4位『タイポさんぽ(改)』
- 作者: 藤本健太郎
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: 単行本
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■3位『痴女の誕生』
- 作者: 安田理央
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2016/04/01
- メディア: 単行本
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■2位『東京レコード散歩』
東京レコード散歩: 昭和歌謡の風景をたずねて (TOKYO NEWS BOOKS)
- 作者: 鈴木啓之
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2016/06/14
- メディア: 単行本
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■1位『ブラック アンド ブルー』
- 作者: 根本敬
- 出版社/メーカー: 東京キララ社
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: 大型本
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アーカイブックという分野を振り返ってみると、昨年は本の雑誌社が活躍した年で、今年はパブリブ──すなわちハマザキカク氏が踊り続けた年だったな、という印象がある。タモリ倶楽部にもDOMMUNEにも出てたしな。さて、来年はどんなアーカイブックが出てくるだろうか。そしてぼくが準備中の本(これもアーカイブック的な側面がある)は来年中の発売に間に合うのだろうか……!