2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

星になった覆面歌手

いまちょっと超絶的に忙しいので、簡単に更新できそうな覆面レコードネタを続ける(オモシロ本の紹介ネタは書くのに時間がかかるのよ)。まずはこのジャケットを見ていただきたい。 『ぶっちぎり NO文句/XQS』(1983年/東芝EMI)XQS(エクスキューズ)と名…

これもまたひとつの覆面歌手 その3

まずはジャケ写から。 『幸子/???』(1973年/日本コロムビア) 背中向けて半ケツ見せてるおねえさんが歌手本人としか思えないのだが、名前がわからない。「幸子」って書いてあるじゃん! と思われるかもしれないが、幸子はちがう。幸子はA面の曲名なん…

これもまたひとつの覆面歌手 その2

覆面歌手ネタになるとがっくりアクセスが落ちるけど、気にせずいくぜー。 今日ご紹介するこのレコも、一見すると覆面歌手モノには見えない。中野だかどこだかの中古盤屋でみつけて、単なるB級演歌なんだろうなあと思いながらジャケをしげしげ眺めているうち…

これもまたひとつの覆面歌手 その1

覆面歌手研究をしていて、やはりいちばん熱くなれるのは、文字通り〈覆面〉を装着して歌を唄う「正体不明歌手」だ。しかし、中古盤屋めぐりをしていると、微妙にそこからズレた覆面歌手にも、たくさん遭遇する。そんな中から、ちょっと味わいのある、いいレ…

DEAD OR ALIVE

聖路加国際病院名誉院長、日野原先生のベストセラーと、三流ジョーズ映画のレンタル落ちビデオ。このふたつの作品は、お互いまったく関係はないんだけど、でも、並べてみるとそれぞれが裏表の関係にあることが、わかる。 「揺りかごから墓場まで」という言葉…

最後のゲーム超人

いまでは仕事でもプライベートでもすっかりゲーム雑誌とはご無沙汰しているおれだけど、かつては複数のペンネームを使い分けて、あっちゃこっちゃのゲーム雑誌で原稿を書いていた。とはいえ、ゲーム攻略はヘタッピだったし、ゲーム文化論をエラそうに語れる…

覆面歌手のルーツをさぐる その3「初代コロムビア・ローズ」

コロムビア・レコードは、ミス・コロムビアの活躍でかなりおいしい思いをした……かどうかは知らないが、1952年にミス・コロムビアの妹分のような存在として、初代コロムビア・ローズをデビューさせる。やっぱり覆面歌手である。最初は「初代」なんて付いてい…

覆面歌手のルーツをさぐる その2「ミス・コロムビア」

ビクターの金色仮面がヒットしたその2年後、ライバルのコロムビア・レコードも覆面歌手を世に送り出してくる。それが1933年に『浮き草の唄』でデビューしたミス・コロムビアである。ミス・コロムビアは本名を松原操といい、1911年、北海道小樽市に生まれた…

覆面歌手のルーツをたどる その1「金色仮面」

数あるレコードコレクションのなかで、自分がもっとも力を入れて集めているのが、いわゆる“覆面歌手”のレコードだ。このブログでもすでに何枚か紹介してきた。ただ、これまでは覆面歌手といってもちょっと亜流っぽいものばかり紹介してきたので、ここらで王…

漫画でわかる糖尿病

漫画家というのは転んでもタダでは起きないもんだ。友人の海野やよいさんが糖尿病だと発覚したのは2007年の10月のこと。元々肥満気味の人だった(本人もそれを自分のキャラにして笑っていた)し、お父様も糖尿が元で亡くなっているというし、素質はあったん…

退廃感が倍増している“らくがおジャケ”

映画館をハシゴする合間に、以下のレコードを某所の中古盤屋で入手した。 『悦楽のブルース/島和彦』(1965/コロムビア)島本和彦じゃないよ。かといって鳥嶋和彦でもない。誰も間違えないか。端正な顔立ちと甘い歌声でファンを魅了した島和彦のヒット曲だ…

日本が沈没しようとも長い灰

昨日の『リプレイスメント・キラー』なんかもそうだったけど、煙草の灰を落とさずに長く残そうとすると、中に詰められている葉っぱや不純物などが燃えたときの収縮率の違いのせいで、決して灰は真っ直ぐにはならない。大きく反り返ったり、ぐねぐねと歪んだ…

Blu-rayだけの長い灰

コメント欄にて、東森時音さんから『リプレイスメント・キラー』に長い灰がある、との情報提供をいただいた。ご報告(誰のために?)が遅くなって申し訳ない。 チョウ・ユンファが指にはさんでいる煙草が、長〜く燃え残っている。灰が少したわんでいる感じも…

すごいものを見た! もうひとつの『ウォッチメン』

なーんて興味を引きそうなタイトルで釣っといて申し訳ないが、ホントは『ウォッチメン』とは全然関係なくて、天才面打師(能面を彫るひと)が、単なるヒノキの材木の塊(かたまり)から能面をノミでがしがし彫り出していく様を記録したドキュメンタリー映画…