2010-01-01から1年間の記事一覧

人を喰うならバランスよく

『さらば文明人 ニューギニア食人種紀行/西丸震哉』(1969/講談社) 日本には、過去に何度も“ニューギニア・ブーム”が起こってきた。まあ、ブームっていうほどのこともないんだが、誰かが言い出したらそういうことになるのがブームってもんだ。 人々がニュ…

22年ぶりの再会にシェ〜〜〜〜!!

『世界のシェー!!』という写真集がある。世界のシェー (よりみちパン!セ)作者: 平沼正弘出版社/メーカー: 理論社発売日: 2010/03/24メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る世界中の国々を旅してまわって、様々な人種、民族のひと…

文フリ御礼と明日のこと!

文学フリマにて、『蒐集原人1号』、あるいは『ぶっくらんど2号』をお買い上げいただいた皆さん! どうもありがとうございます! あなた方は一年の最後にとても大きな徳を積まれました。今年はロクデモナイことばかりだったかもしれませんが、来年はきっと…

11月に見た映画

11月はゲーム制作の仕事がいろいろ忙しくて映画はあんまり見られなかった。iモード用の映画情報サイト映画野郎にコラムを書かせてもらうことになった関係でいろいろ試写状をいただいているので、12月はそれらも見にいけるといいな。 十三人の刺客(11/1 DVD…

歌江の霊的くるくる波瀾万丈伝

『歌江の幸せくるくる心霊喫茶/正司歌江』(1982年 ダイナミックセラーズ) 池袋サンシャインシティの古書市で見つけた、歌江ねえちゃんの半自伝。非常に吸引力のあるタイトルに惹かれて迷わず購入。「幸せ・くるくる・心霊・喫茶」って、なかなか普通は結…

すごい絵のレコジャケの世界(号泣編)

『あなたの熱い胸/溝田龍生』(1987年 フチガミ・レコーディングスタジオ)池袋の中古レコード市で、マニアな皆さんがせっせとレアなお皿を掘っているのを尻目に、むひょー! っと歓喜しながら手に入れた、題材的にも作風的にも工藤静香みたいなイラストが…

牛を育て、牛に育てられた男

ある道を極めた人物について、その業績を綴った本はいつもハズレがない。自分の知らなかった世界を知ることができるのは刺激的だ。特殊な世界であればあるほど、その刺激は強くなる。銀行業界よりも植木職人の世界の方が興味深く、植木職人よりも野菜の種ひ…

近々に出るイベントの告知を2点

●告知 その1「文学フリマ」ひとつめは、12月5日、京急蒲田駅から徒歩2分、大田区産業プラザPiOで開催される「第11回 文学フリマ」。今回は当ブログを活字化した『蒐集原人1号』という本を出すよ〜。 表紙イラストは、毎号いろんな漫画家さんに物を集める…

発行秒読みBootleg Vol.2! でも、その前にTシャツも!

ちょっと告知すんのが遅くなったけど、おれも参加している映画評論同人誌「Bootleg」で、Tシャツ制作をはじめました! その名も「Bootleg Wear」。映画評論誌によるTシャツブランドだから、あれこれ自分たちの大好きな映画をモチーフにしてデザインを作成…

続編映画祭

id:washburn1975さんの企画「続編映画ベストテン」にエントリーする。 ■第10位『メジャーリーグ3』(公開:1998年 監督:ジョン・ウォーレン)メジャーリーグ3 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2010/04/21メディア: DVD クリック: 1…

10月に見た映画

10月中に見たのは全部で21本。忙しいわりにはけっこう見たな。なかでも圧巻は東京国際映画祭で見た『黒く濁る村』だった。夏を過ぎたあたりから頭の中にだいたいその年に見た映画のマイベストテンが出来上がってくるんだけど、それが全部ひっくり返った。そ…

切手はひと舐め1ピコキュリー(嘘ビア)

『切手でつづる原子力/三島良績』(1983/サンケイ出版)たしか銀座松屋の古書市で手に入れたのだったか。コレクションをテーマにした本には滅法弱いおれが、こんな魅力的なタイトルを見せられたら買わないわけにいかない。何よりも、この本で採り上げられ…

9月に見た映画

いよいよ「大災害映画祭」プロジェクトを始めようかと思っているよ。そのため、先月(9月)から災害映画のDVDを集め、鑑賞し始めている。ま、これも人喰い映画と同じで子供の頃から大好きなジャンルだったので、たいていの有名作は見てきているんだけど、細…

新宿で巨大な綾瀬はるかを見た!

いま、パナソニックのデジカメ新機種のキャンペーンで、新宿アルタ前に綾瀬はるかの巨大バルーンがあるという。 twitterで誰かが写真を貼っていたのを見たのだけど、写真が小ちゃくてどういう感じになってるのかよくわからない。噂の巨乳はどうなってるわけ…

偶然たどり着いたオアシスは人喰いの島だった!

17日に東京ゲームショーに行ったんだけど、その帰りに一杯ひっかけていこうと、同行していた友達と南船橋で下車したのね。南船場っつったら北口に競馬場、南口にオートレース場があるぐらいだから、いい感じに煙でいぶされたもつ焼き屋の一軒や二軒あるだろ…

野球カードをめぐる刑事とギャングの攻防戦

『コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら』を見てきた。しょうもない邦題からもおわかりの通り、刑事コメディである。好きなジャンルではあるけれど、無理して劇場まで行くこともないかなーと思っていたところ、物語の中に重要なアイテムとして「野球カード」…

レコードコレクター・江川光さんの思い出 後編

(前編からの続き) 一般的に、レコードコレクターは同好の仲間とは一緒に中古屋めぐりをしない。なぜなら、ひとつしかないレア盤をめぐってトラブルになったりするからだ。たった1枚のレコードのせいで友情が壊れたなんて、まったく笑えない話だ。でも、江…

レコードコレクター・江川光さんの思い出 前編

おれは同年代の普通の人よりもかなり手広く、オールジャンルの音楽を聴く方だろうと思うが、いちばん好きで、いちばん長時間聴いているのは、いわゆるパンクと呼ばれるジャンルだ。これは誰に影響を受けたわけでもなくて、純粋に自分の魂の衝動として、聴か…

日本人ソウルのピンクレディ(たぶん全然ちがう)

Appleは、iTunesをバージョン10にアップデートするついでに、PingというSNSっぽい仕様を追加してきた。mixiもグダグダになってきて、もういい加減SNSって時代でもないのでは? と正直思ったりするわけだが、いちおうおれはApple信者だし、もしかしてこれから…

メタルマックス・トークライブ開催のお知らせ

ひと足早くTwitterやmixiでは告知してたけど、昨日発売の『週刊ファミ通』で正式に告知されたので、ここでもご案内しておこう。9月30日(木曜日)、阿佐ヶ谷ロフトAにて、 「メタルマックス・トークライブ 〜メタルマックスを創った男たち〜」が開催される…

見たいぜ、ピラニア3D!

『Piranha 3D』公式サイト(英語) 果たして、日本で『ピラニア3D』は見られるんだろうか。エロくて、グロくて、中身のない酷い映画だ! なんて言われてるけど、エロくてグロくて頭のわるい映画を撮るのが目的なんだからしょうがないじゃんなあ。以前、公開…

8月に見た映画

どう考えても今日は映画を見に行ってる場合じゃないので、もう8月分をアップしておこう。今月は10本見た。数は少ないけど、いい映画ばかりだったな。『ベスト・キッド』も『特攻野郎』も見てないけど。来月は見にいけるだろうか。 緋牡丹博徒 お命戴きます…

人喰い人種の夜這い棒

『人喰い人種の国/風見武秀』(1961/二見書房) 戦時中、ニューギニアに配属されていた著者が、終戦後にカメラマンとなってから、ふたたびニューギニアの地を訪れ、現地の人喰い人種の暮らしぶりをレポートした本。 ニューギニアに限らず、戦争中はどこの…

アヒルちゃんラーメン

即席ラーメンといえばもちろんサッポロ一番に決まっている。 たまにはチャルメラ食ったり、チキンラーメン食ったりして浮気もするけれど、やっぱり最終的にはサッポロ一番にもどってくる。あれはそういうラーメンだ。■サッポロ一番 | サンヨー食品公式ホーム…

神様のいる本屋さん→すばる書店

少し前にも新宿アドホックで『人喰い映画祭』が強力にプッシュされているという話を書いたが、今日、エゴサーチをしていて、こんな写真を発見した。 ▲南船橋ビビットスクエア内 すばる書店 ▲千葉ニュータウン内 すばる書店 どちらもブログ版「人喰い映画祭」…

鼓膜に焼きつくどっどっどー

最初にそのことに気がついたのは、AppleからiPodが発売になったばかりの頃。テレビCMに使われていた『Are You Gonna Be My Girl/JET』を聴いたときだった。♪どっどっどー どっどっど どーどー♪どっどっどー どっどっど どーどーイントロのこの印象的なフレ…

ゲゲゲ展にいってきた

水木しげる先生の米寿を記念して、銀座松屋で開催されている「ゲゲゲ展」を見てきた。行ったのが初日であり、しかもいまNHKの朝ドラが絶好調なこともあって、ものすごい人出。会場内は水木ファンで寿司詰め状態だったよ。入場料が大人1000円というのも値…

街角の似顔絵描きコレクション 8/8

似顔絵を集めてるといっても、たったの8枚だけなんて少ないじゃないの。と言う人もいるかもしれないが、冗談じゃない。枚数は少ないけど、おれはこのコレクションを28年前からやってんだよ!1982年の1月。前年の8月に二十歳になっていたおれは、地元市民…

街角の似顔絵描きコレクション 7/8

さらに時間をさかのぼって、1992年の作品。いまから18年前ということは、おれが31歳のときだ。当日勤めていた会社の社員旅行で日光江戸村へ行った。実際の江戸の町に似顔絵師がいたかどうかは知らないが、江戸村には着物姿の似顔絵師が出店していたので、軽…

街角の似顔絵描きコレクション 6/8

じつは前回のサンシャイン60も、前々回の東京タワーも、どちらもまだ結婚する前の女房と遊びに行った場所だ。つまり、おれって奴は彼女とデートに出掛けておきながら、彼女そっちのけでこんなものを描いてもらっているわけだ。我ながら向こう見ずな行動に出…