2018-01-01から1年間の記事一覧
その店は、自宅と最寄駅の中間あたりにある。郊外の住宅地にたたずむ、これといって特徴のないブティック。 いや、ブティックというほどお洒落でもないか。ご婦人向けの洋服と小物を中心に扱う店。チラとのぞいた感じでは、男性に向けた商品はなさそう。その…
ライター、ゲームクリエイターの柴尾英令くんが急逝したのは4月2日。ぼくよりひとつ年下で、まだ55歳の若さだった。 同業であり、友人でもあった彼との別れを惜しんで、「さよなら柴尾くん」という短文を書いたのが4月の12日。それをお互いが連載している『…
拙著『無限の本棚〈増殖版〉』(ちくま文庫)の発売記念に、山下メロさんの『ファンシー絵みやげ大百科』(イースト・プレス)の発売記念をプラスした、二人のトークイベント「日本列島蒐集計画」が5月18日に開催されるよ! bookandbeer.com 二人が知り合っ…
先日、サイン会ツアーで神戸を訪れた際に、新開地という酔っ払いの天国のような街で昼酒を楽しんだ。同行してくれたのは、そのツアーのきっかけを作ってくれた四谷荒木町にあるスナックアーバンのママ。 行きつけのスナックのママとプライベートで昼から飲む…
以下の文は、メルマ旬報 vol.153のために書いたものですが、ぼくと柴尾くんの共通の友人でメルマ旬報を購読していない人にも読んでもらえるよう、ブログにも掲載します。 ----------------------------------------------------------------------- 柴尾英令…
タイトル長いよ! 春のトーク&サイン会ツアーのラストは、4月17日に東京へ戻って来ての千駄木Bar Isshee。毎月第二火曜にやってるCRAZY GROOVE DONUTSにせんべろ古本トリオの仲間である安田理央さんと柳下毅一郎さんをゲストに迎えて、トーク&DJというスタ…
4月15日、関西方面の最終日は神戸でロック漫筆家の安田謙一さんと「あれコード、それコード、だれコード」と題したトークイベントをやるよ。どういうレコードか厳密には決めてないけど、お互いが集めている変なレコードを持ち寄って、おしゃべりしながら聴い…
4月14日はもうひとつ。西九条から難波へ移動して、夜はなんば紅鶴でもトークショーをやるよ。こちらは「東西エロ本大戦争!!」と題して、おおかみ書房の劇画狼さんとお互いのエロ本ネタの見せ合いっこだ! 劇画狼さんのエロ劇画スライドトークは爆笑の鉄板ネ…
春のトーク&サイン会ツアー、2日目の4月14日は大阪の西九条へ移動して、ミニコミ、リトルプレス、CD、衣類など、おもにインディーズ出版物や雑貨を扱うセレクトショップ・シカクでトークをするよ。 こちらは自費出版物を多く扱っているお店ということなので…
さて、来週のトーク&サイン会ツアーの演目を、今日からひとつずつ紹介していこう。まずは一週間後、4月13日に愛知県の犬山にあるキワマリ荘で開催する「痕跡本の歩き方」から。 「痕跡本」というのは、犬山の古書店・五っ葉文庫の店主である古沢和宏さんが…
ぼくは16歳から(フハハ!)ずーっとタバコを吸い続けてきた。 40歳のとき、子供ができたのをきっかけにしてタバコをやめようと思ったのだけど、多くの禁煙失敗者の例に漏れず、なかなか禁煙できなかった。固い意思でやめると決意し、タバコの箱を握り潰した…
3月6日に『無限の本棚〈増殖版〉』(ちくま文庫)が発売されました。おかげさまで出足も好調のようです。とてもありがたいことです。 が、それで安心してはいけない。本というのは、出版したらそれで終わりではなく、ちゃんと売っていかなければいけない。一…
不況、人手不足、高齢化、賃料の高騰……。いつまでもあると思っていた店が、様々な理由によって、ある日、突然、営業を終了する。 そうした情報がSNSに流れると、多くの人がその店との思い出を語り、なくなる前にもういちど食べておこうと、店に殺到する。 つ…
『無限の本棚〈増殖版〉』の増殖原稿、最後の紹介は巻末に収録した伊集院光さんとの対談です。TBSラジオ「伊集院光とらじおと」には、わたしも水曜日の人気コーナー「アレコード」にたびたび出演させていただいています。 ■増殖の3 ラジオのリスナーならご存…
2月28日のツイッターでこんなことをつぶやいた。 文庫版『無限の本棚』に関する用事をスケジュール帳や日記に書き込む際には「無限の打合せ」「無限の執筆」「無限のゲラ」などと表記していたんだけど、いま初版印税の振込み予定日に「無限の印税」って書い…
アスペクトより刊行した拙著『無限の本棚』が、3月6日にちくま文庫として発売されます。まだ元本を刊行してから2年しか経っていないということもあり、今回の文庫化にあたっては大量に書き下し原稿を加え、『無限の本棚〈増殖版〉』としました。 「同じ本で…
すっかり遅くなっちゃったな。本当は2017年の年末か、せめて年が明けても1月のうちに発表すべきだったんだけど、もう2月。英語で言ったらヘブラリーですよ。おならの推進力でぶらり旅。 えー、アーカイブックとは「何らかのコレクションをまとめた書物」ある…
千駄木のBar Issheeが、渋谷での開業から今年で10周年を迎える。それを記念して1月14日(日)から21日(日)までの一週間は、おなじみのアーティストたちによるライブが連日行われるのだ(Bar Isshee 10周年記念ウィーク)。 奇しくも、その期間中の16日(火…