52 チロルチョコとコペ転とデニムハンター

2016年6月マ日

 三センチ四方の四角錐で一口サイズのチロルチョコだが、その包み紙を広げるとジャストでトレカサイズであるのを知り、猛烈に集めたくなってしまう。トレカサイズということは、トレカ保護用のスリーブにもぴったり収まるわけで、トレカ収納用の9ポケットバインダーにも綺麗に収まるわけだ。

 しかも、チロルチョコはレギュラー商品の他に限定フレーバーがあったり、個人がオリジナルを作れたりもするから、そのバリエーションは無限だ。実際、コレクターが何人もいるらしい。

 まあ、その先には地獄の底なし沼が待っているだけなので、ぼくのような蒐集狂は手を出さないほうが身のためである。

 

2016年6月ニ日

 本日発売の雑誌『Spectator 36号 特集:コペ転』にて、ロングインタビューを受けている。出来上がった記事は、インタビューというよりも、ぼくについてのドキュメンタリーのようなものに仕上がっていて、我がことながらおもしろい。できれば一人でも多くの人に読んでいただきたいものだ。

 ちなみに、特集タイトルの「コペ転」というのは、コペルニクス的転回の略。コペルニクスが天動説を捨てて地動説を唱えたことから、世界の見え方が一気に変わる際の形容として使われる。それを「コペ転」と略したのは、ぼくの知る限りでは長谷川法世氏の『博多っ子純情』が最初だろう。

 

2016年6月タ日

 Twitter(現在はX)をエゴサしていて、ぼくの『無限の本棚』(アスペクト)をブックオフで入手したという方のツイートを見つける。

 ぼくは古本屋だし、ブックオフも大好きだから、そこに自分の本が並んでいるのは大歓迎だ。新刊ではなくブックオフで買ったその方にも何ら含むところはなく、楽しく読んでいただけるといいなと思うだけである。

 それより驚いたのは、その方のツイートに添えられていた画像だ(他人様の写真なので勝手に転載はできない)。それはブックオフの棚に『無限の本棚』が並んでいる様子なのだが、そこには「コレクション」と書かれた仕切板が挿してあるのだ!

 これまで日本全国のブックオフを500支店ほど巡ってきたけれど、コレクション関連の書籍をまとめたコーナーが作られているのなんて見たことがない。つぶやき主のプロフィールを見ると神奈川県在住の方らしいが、いったいどこの支店なんだろう……。

 

2016年6月シ日

 渋谷のブック1stで「BRUTUS」誌のバックナンバー(No.824)を立ち読みしたら、おもしろい記事が載っていたので購入。ネバダ州のデニムハンターの話である。

 デニムハンターというのは、廃棄された古い倉庫や廃墟などを訪ねて、ヴィンテージ物のデニム(主にジーンズ)を探している人たちのことだ。ヴィンテージデニムが高額で取引されているのは知っていたが、それを専門に集めて回る人たちがいたんだね。

 で、この記事でおもしろかったのは、彼らが目をつけたのが単なる廃墟ではなく、ゴールドラッシュ時代の廃鉱山だということだ。そう、一攫千金を夢見て金塊を掘る人たちは作業着としてジーンズを履いていたわけで、そんな彼らが脱ぎ捨てていったジーンズが出てくれば、たいへんな金額になるのだ。

 ぼくは昔から埋蔵金の話が大好きだけど、金が掘り尽くされた現場から、新たな金塊(ヴィンテージデニム)が出てくるかもしれない、というのは実に夢がある話じゃないか。

 

2016年6月ヨ日

 そろそろ本気でマニタ書房のレコード販売部門の改革に乗り出そうかと考えている。レコードは本よりもたくさん陳列できるから、うまく仕入れることができれば売上向上にもつながるはず。

 これまでは1枚1枚それぞれ値付けしていたが、あんまり意味がないし在庫管理がめんどくさくなるだけなので、100円、300円、500円、あとはそれ以上、という4段階に分けることにする。

 これからやるべきことは、自宅を片付ける→店に置いているDJシステムと個人的なレコードコレクションを自宅へ移動する→自宅のメタルラックを店へ運び込む→売り物のレコードすべてに新しい値付け(おもに値下げ)をして陳列する。……と、ここまでをなんとか7月中に済ませたいものだが、ズボラなぼくにそれができるとは思えない

 

2016年6月ボ日

 今日は店を休みにして店内で書きもの仕事をしていたところ、遠方から東京出張のたびに寄ってくださる常連さんがご来店されて、まとめて1万円も本をお買い上げくださった。ありがたいことである。よし、パーッと飲みに行くかー!