2016年1月マ日
ぼくが20代のときにメンバーとして参加していた少年ジャンプの袋綴じ企画に「ファミコン神拳」というものがある。注目ソフトである『ドラゴンクエスト』情報のスクープを連発して、ファミコン大好き少年たちを熱狂させた名物ページだった。
記事を書いていたのは、ゆう帝、ミヤ王、キム皇、てつ麿、カルロス(とみさわ)、コマル大王の6人。いまでは多くの人が知るところだが、このゆう帝とミヤ王というのが、実は『ドラクエ』を作っている張本人の堀井雄二さんと宮岡寛さんだった。そりゃスクープ連発できるわけよね。
そんな伝説の企画を振り返って一冊の本にまとめようということで、『週刊少年ジャンプ秘録!! ファミコン神拳!!!』というムック本の企画がスタートした。発行はホーム社。
で、その編集作業を進めるためには、過去に「ファミコン神拳」の袋とじが掲載された「少年ジャンプ」を手に入れなければならない。袋とじをすべてスキャンして再び掲載するためだ。
もちろん、ホーム社は集英社のグループ会社なので、ジャンプ編集部の資料室も自由に利用することができる。担当スタッフが資料室にこもって過去の「少年ジャンプ」のバックナンバーを片っ端からチェックしていき、ほぼすべての掲載号を確認することができた。資料室でも見つからなかった号は、古本屋さんの通販サイトやYahoo!オークションなどを駆使して入手していく。少しくらい高くても必要経費で落ちるから大丈夫。
ところが、担当スタッフ曰く「最後の1冊がどうしても見つからないんですよ〜」と言う。当時の「少年ジャンプ」は毎週450万部くらい売れていたから、この世のどこかには何冊か確実に残っているはずだ。行くところに行けばあるに決まってる。
うーむ、ひょっとするとあそこなら……と、そのスタッフを連れて神保町のとあるレトロマンガ専門古書店に連れて行ったら、ズバリ! まさに探していた号の在庫があって、無事に入手が叶った。ぼく自身も、古物商としての面目が立ったのだった。
2016年1月ニ日
世田谷ボロ市を訪ねる。ここでは古本の出物はそれほど期待できないが、中古レコードとかガラクタの類で、マニタ書房に置いたらおもしろそうなものはないだろうかと、会場を端から端まで見て歩く。
すると、ある出店者の段ボール箱の中から『ゲームセンターあらし』のメンコが出てきたので、5枚まとめて買わせてもらった。ボロ市の名にふさわしく、タダみたいな値段で譲ってくれたので、そのうち店に1枚100円くらいで出そうかと思う。

2016年1月タ日
友人で画家の山内崇嗣さんが店に遊びに来てくれて、「とみさわさん、こういうの好きでしょ?」と、松田聖子の埴輪をくれた。

さすが、わかってらっしゃるなー! 最高!
2016年1月シ日
マニタ書房の真向かいにある姉川書店さんが、猫本のフェアをやっていた。出版の世界において「猫」というジャンルは根強い人気があるのだろう。本に限らず、レコードの世界でも「猫ジャケ」と呼ばれるジャンルがあって、それらをコレクションした本も出ている。
うちでも猫本コーナーを作ってみるか! と考えて在庫を調べてみたのだが、可愛い猫ちゃんの本など一冊もなかったし、いちおう設けてある「どうぶつ本」コーナーに並んでいるのもこんな本ばかりだった。















