極端配偶者

わがまま姑娘(クーニャン)

異国の嫁をもらったひとの手記シリーズ、今回は中国人のクラブホステスに惚れちゃって結婚したはいいけれど、その常軌を逸したわがまま&強欲ぶりに振り回されているジャーナリスト、山岡俊介さんの本だ。ぼくの嫁さんは異星人―日本♂×中国♀との世にもおかし…

白いスーツのナイスガイ

以前、ベトナムから日本へ嫁いできた女性がベトナムと日本の文化の違いに戸惑う様子を書き表した『アオザイ女房/近藤ナウ』という本を紹介したが、実は亭主の近藤紘一さんも、亭主の側からの視点で同様の本を数冊出版している。さすがに本職が新聞記者だった…

テトの花嫁

国際結婚の本に滅法弱いおれが、またこんな本を買った。 『アオザイ女房/近藤ナウ』(1978/文化出版局) 元産経新聞のサイゴン特派員だった近藤紘一さんに見初められて結婚し、連れ子のユンさん(当時13歳)共々日本へやってきた奥様のナウさんが書いた手記…

辺境へ嫁ぐ日本人はみんな強く逞しい

極端配偶者シリーズはまだまだ続く。今度はパキスタンである。 『パキスタンへ嫁に行く/わだあきこ』(1995/三一書房) パキスタンというだけでも遠いのに、その中のさらに辺境であるルンブール谷に住むという、人口わずか二千数百の少数民族、カラーシャ族…

褐色のマリッジブルー

『マリ共和国花嫁日記 日本女性、アフリカに嫁いで/ケイタ・慎子』(1980/徳間書店)マリ共和国って、墨田区に形が似てるところだよね? と、墨田区出身のおれにはそういう認識ぐらいしかないのだが、そんなアフリカのマリ共和国まではるばる日本から嫁にい…

フィルムに記録されたフィリピン妻

映画学校の学生だった寺田靖範氏が、フィリピンパブ通いで知り合った女性テレサと恋に落ち、結婚することになる。そこでふと「これをセルフドキュメンタリーとして撮ったらおもしろいんじゃないか」と閃いて、学校の卒業制作にしたのが映画『妻はフィリピー…

天才の文章でつづる国際結婚

東京で貿易関係の仕事に従事していたごく普通の青年が、大好きなフィリピンパブ通いから日本で働くフィリピン女性に惚れこみ、何人かとの恋愛経験を積み重ねたのち、ついにひとりのハートを射止めて結婚するに至るまでの顛末記。 『フィリピーナと結婚するこ…

私の彼は赤道直下

最初は『女房はドーベルマン』と並べたかっただけなんだ。「配偶者は意外なものシリーズ」ってのができるんじゃないかと思ってさ。その程度の理由で買った。私の夫はマサイ戦士作者: 永松真紀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリッ…

首に縄をつけているのはどっちだ

みんなサッチー(野村沙知代)のこと嫌い? おれは好きなんだけどな。むしろミッチー(浅香光代)はうちのオフクロに似てるから苦手なんだ。そんなことはどうでもいいか。刊行されたときに新聞広告で見て、その良すぎるタイトルに惹かれて読んでみたかったん…