病気と健康

松葉杖という名のピッケルで、登って登って40年

『松葉杖登山40年/横田貞雄著』(1974年/信濃路)である。朝から飲めそうないい名前の版元さんから出ているこの本を、「珍スポーツ」などというカテゴリに入れてしまうのは大変に気が引けるが、とにかく素晴らしい本なので紹介したい。本書の著者である横…

横山やすしがやって来るメガネ!メガネ!メガネ!

ま、ちょっと言ってみたかっただけで、実際にやすし師匠はやって来たりしないんだけど、このリズム感はやっぱり何度口にしても気持ちいい。表紙イラストも併せて正真正銘のメガネ本だ。 ▲『眼鏡めがねメガネ/高橋功』(1982年 広論社)とにかく眼科医の書い…

超能力で今日も健康

コメント欄でのリクエストにお応えして、今回は『超能力健康法/川津祐介』をご紹介する。 川津祐介といって思い出すのは、なんといっても草波隊長。テレビ版『ワイルド7』で冷酷な検事正の草波役を演じていたっけな。おれはテレビドラマってあんまり見ない…

漫画でわかる糖尿病

漫画家というのは転んでもタダでは起きないもんだ。友人の海野やよいさんが糖尿病だと発覚したのは2007年の10月のこと。元々肥満気味の人だった(本人もそれを自分のキャラにして笑っていた)し、お父様も糖尿が元で亡くなっているというし、素質はあったん…

手の震えは健康食品で治る! のか?

いまはゲームのシナリオライターという具体的にどんなことをしているのか一般の人にはわかりにくい商売をやってるおれだけど、その昔、20代の頃はヤマハのバイクの整備士向けマニュアルの分解組立図のイラストを描くという、さらによくわからない仕事をして…

危険な脳のかたち

『脳卒中/やみくまひろし』(1996/中央医学社)本書は、脳卒中の診断法から治療法などについて、素人にもわかりやすく解説しようと、ものすごく豪快な努力をしている本だ。どういった努力かというと、ようするに『サルでも描けるまんが教室』でも紹介されて…

先生さ来だどぉ〜!

『馬に乗ったお医者様/田中光春』(2006年 ロバ通信社)大正から昭和にかけて、群馬県の寒村を馬にのって診察してまわった無欲の医師、平田源次郎の評伝である。本人は画家になりたかったのだけど、養子に出されたときの取り決めにしたがって夢をあきらめ、…

パラパラ漫画「脳髄くん」

元脳外科医の著者が、脳障害についての様々な事例を紹介しつつ、それに対してどのような処置を施したのかを克明に解説した本だ。医療関係の本っていうのは、一歩間違えると非常にchaotic discordな世界に向ってしまうけど、これはそういうものとは無縁で、自…

い、いやぁ〜! 飲まないでえぇぇ〜!

『医者がすすめる尿療法/佐野鎌太郎』(徳間ブックス/1993) 一時期、巷で流行った(ホントに流行ったのか?)飲尿療法の本である。いまさら探してみると案外ないんだよね。やっぱり思ったほどは流行らなかった(本が売れなかった)のかな。 飲尿療法とい…

涼宮ホウヒの憂鬱

ごめん。いいタイトル思いつかなかったんだ。 今日はこんな本を紹介しよう。はい、表紙どうぞ。 『ガス・おなら恐怖症からの脱出/日本自然療法研究会編』(日正出版) 前にさあ、下北沢の定食屋でメシ食ってたら、宮川大助・花子の私生活を紹介する番組をや…

奇跡の病気本の世界

ブックオフの105円コーナーを猟場にしてる人ならわかると思うけど、店頭在庫のうちけっこうな量を病気&健康本ーーつまり「1日2杯の豚骨スープで末期癌を克服!」とか「宇宙パワーで男女を生み分ける!」とか「毎食カツ丼ダイエット法」とか、そんなのあり…

頭の皮を剥ぐ

仕事帰りにブックオフへ寄ってみる。三軒茶屋にはブックオフが大型店と小型店の2店舗あって、いつも職場に近いほうの大型店ばっかり行ってたから、たまには小型店もチェック。……と思ったらツブれてたー! いや、ツブれちゃいないか。閉店してました。じゃあ…