私の彼は赤道直下

最初は『女房はドーベルマン』と並べたかっただけなんだ。「配偶者は意外なものシリーズ」ってのができるんじゃないかと思ってさ。その程度の理由で買った。

私の夫はマサイ戦士

私の夫はマサイ戦士

ところが、読んでみたらこれがちゃんとおもしろかったんだな。まあね、日本人の女性がケニアに行って、本物のマサイ戦士の第二夫人になろうってんだから、そこへ至るまでの葛藤と困惑がつまらないわけがないよ。「結納金は牛4頭。嫁入り道具はひょうたん4つ」。このキャッチコピーも素晴らしいね。カルチャーギャップってのは、これぐらい文化が違ってはじめて生まれるものだな。あと、中盤あたりに出てくる二人の性生活をドキドキしながら読んでる自分は汚れてる! と思った。まだまだおれは修行が足らん。マサイの嫁に大地の恵みのあらんことを。