街角の似顔絵描きコレクション 4/8

さて、ここでちょっと変化球をご紹介しよう。いつもの似顔絵ではなく、切り絵による似顔作品だ。

おれと面識のある人なら、このシルエットを見て「あ、似てる〜」と思ってもらえるだろう。ただし、1996年の冬だったので、いまよりも痩せている。

おれの顎の下あたりに配置されているとんがった何かは、東京タワーだ。そう、この切り絵は、東京タワーの展望台で観光客の似顔切り絵業を営んでいる、三毛蘭次郎先生の作品なのだ。

三毛蘭次郎……、みけらんじろう……、ミケランジェロ……。

まったくもってこの世界、奥が深すぎるのである。