街角の似顔絵描きコレクション 7/8

さらに時間をさかのぼって、1992年の作品。いまから18年前ということは、おれが31歳のときだ。

当日勤めていた会社の社員旅行で日光江戸村へ行った。実際の江戸の町に似顔絵師がいたかどうかは知らないが、江戸村には着物姿の似顔絵師が出店していたので、軽く1枚描いてもらった。

このコレクションの第1回で紹介した最新作と比べてみると、まるで別人だ。たしかに最近おれは太ったけど、いつの間にか頭蓋骨交換したんじゃないのか? っていうぐらい顔の形が違う。どことなく、はんにゃの金田みたいな顔をしていて、我ながら気持ちわるい。というか、それ以上に自分の服装のセンスが気持ちわるい。

それにしても、コレクションというのは10年、20年という長いスパンでやっていくと、いろんなものが見えてきておもしろい。