2月に見た映画

おかげ様で『桃太郎伝説モバイル』の仕事がほぼ終わったので、試写会に行く時間もそこそこあったし、DVDもいっぱい見られた。映画漬けの人生は幸せだ。なによりも2月は『イップ・マン』を2本とも見られたのが至福だったなー。順序逆だけど。

  1. グリーンホーネット(2/1 新宿ミラノ)★★★
    • カトー役のジェイ・チョウ巻上公一さんに見えて仕方がない。
    • 「おそれるべきは死ではなく、人生を存分に生きないことだ!」
  2. イップ・マン 葉問(2/1 新宿武蔵野館)★★★★★
  3. ザ・ウォーカー(2/2 DVD)★★★
    • 一般に“破滅願望”という言葉はあるが、自分の中に“滅亡願望”があるのを再認識。
  4. バッド・ルーテナント(2/4 DVD)★★★★
    • ニコケイのねっちょりとしたキモさはハーベイ・カイテル版よりも好み。
  5. ディファイアンス(2/5 DVD)★★★
    • 憎しみの連鎖。どうにも腰の落ち着かない物語。
  6. アイデン&ティティ(2/7 DVD)★★★
    • 中島がグルーピーとやっちゃうシーンでの“声”ちゃんのバカっぽさとエロさに息を呑む。
  7. 八つ墓村(2/12 BSフジ)★★
    • トヨエツ金田一がなあ。
  8. ボーイズ・オン・ザ・ラン(2/14 DVD)★★
  9. グーニーズ(2/14 DVD)★★★★
    • 世代的に公開時は子供向け映画だと思っていたので、いままで見たことがなかった。あらためて見てみれば、子供向けインディジョーンズとして最高におもしろい。小中学生の頃に見たかったな。
  10. インサイド・マン(2/15 DVD)★★★
    • 重厚な銀行ギャングものなんだが、あるトリックがまるで歌野晶午ミステリのようでずっこける(あれは活字だから許されると思うのだ)。
  11. 潜水服は蝶の夢を見る(2/16 DVD)★★★★
    • ロックトインシンドロームになることよりも、まぶたを縫われる恐怖の方が!
  12. ビー・デビル(2/16 渋谷 リレーションズ試写室)★★★★
    • 悶え苦しむ虐待女房、地獄の味噌漬。悪魔は誰の心の中にもいるのだ。傑作。
  13. フランドル(2/16 DVD)★★
    • なんというか色気もへったくれもないファックシーン。
  14. シティ・オブ・ゴッド(2/17 DVD)★★★★
    • 子供が子供を殺す世界は、この世のどこかにいまもある。
  15. 4デイズ(2/18 ソニーピクチャーズ試写室)★★★
  16. イップ・マン 序章(2/20 新宿武蔵野館)★★★★★
    • どちらかといえばおれは葉問の方が好きかな。
  17. ザ・ライト(2/21 ワーナーブラザース試写室)★★★
    • 神がいるなら悪魔もいる! 名優A.ホプキンスがエクソシスト映画の歴史を塗り替えた。
  18. イカとクジラ(2/21 DVD)★★
    • とくに感想はありません。
  19. シャッター・アイランド(2/22 DVD)★★★
    • 死んでるのはずの妻、トリッキーな物語構成、ディカプリオ。「シャッター・アイランド」を途中まで見た人のDVDをこっそり「インセプション」にすり替えておくと、おもしろい反応が見られそうだなあ。
  20. ブギーナイツ(2/23 DVD)★★★★
  21. 軽蔑(2/24 麹町 角川映画試写室)★★★★
    • 人間的魅力が1ミリも感じられない主人公のカズに、ダンサーの真知子はなぜそうまでして惚れるのかサッパリわからないのだが、でも、現実だってそんなもんだ。甲斐性のない男ほどいい女を連れている。そして行き着く先には何もない。だけど何も変えられない。
    • 大森南朋はホントいいな。緑魔子は配役的にそのよさを活かしきれてない感じがあった。
  22. クヒオ大佐(2/24 DVD)★★
    • そもそもこの話は原作がダメなんだよな。クヒオが女を騙すときに「おれの妻になるなら『沈黙の艦隊』ぐらい読んでおけ!」という場面は原作にもあって、そこは詐欺師クヒオの中に“愛すべきバカ野郎”な部分があることを表す素晴らしいエピソードなんだけど、あとがきを読むと「事実の他にフィクションも足した」みたいなことがシレーっと書いてあるんだ。つまり、『沈黙の艦隊』云々は原作本を書いた吉田和正氏の創作かもしれないわけ。ノンフィクションでそれやられちゃうと、あらゆるおもしろエピソードがすべて信用できないものになるんだよ。
    • でも、そういうこととは別に、この映画、脚本の構成がメタメタだ。
  23. リバーランズ・スルー・イット(2/25 DVD)★★★