2011年度最後の映画鑑賞記録。
- 喜劇・特出しヒモ天国(12/3 銀座 シネパトス 川谷拓三特集にて)★★★★
- 森崎東が得意とする流れ者への讃歌。笑いの合間に垣間見える愛情のこもった批評眼が素晴らしい。川谷、山城、殿山、川地、池、芹という最高すぎる出演陣。おっぱい見放題。
- 河内のオッサンの唄(12/3 銀座 シネパトス 川谷拓三特集にて)★★★★
- 哀しい獣(12/8 京橋 テアトル試写室)★★★★
- ナ・ホンジンの長編第二作目。
- 裏社会の思惑に巻き込まれた男が二つのヤクザ組織と警察に追い回され、壮絶な殺し合いを展開する。見所は何度となく登場する追跡劇。最初に犯行現場から逃げ出すシーンの豪快さに思わずつぶやく。「こっちの方がチェイサー!」。
- トランスフォーマー・リベンジ(12/9 DVD)★★
- マイケル・ベイの無駄にカメラを回す演出、そんなに嫌いじゃない。
- フローズン(12/12 DVD)★★
- そのつもりでなく見ていたら予想外の人喰い映画だった。カテゴリーは「狼」。
- 人が惨殺されするのを無邪気に楽しむタイプのホラー映画ならいいけど、こういう悲運から脱出を試みるサスペンスの場合は、ひとを騙してスキーリフトをただ乗りしようとするような奴らでは感情移入できないな。
- デッドクリフ(12/13 DVD)★★
- 山岳スリラーのような導入から一転して殺人鬼による監禁ものになる。
- 殺人鬼の武器はミニボウガン。しかし外見的な特徴もなく、あまりキャラが立っていないのでシリーズ化は無理っぽい。
- エンジェル・ウォーズ(12/13 DVD)★
- これがおもしろいなら「ファイナルファンタジー」の映画もおもしろいってことになっちまうわな。
- MAD探偵 7人の容疑者(12/15 DVD)★★★
- クレイジーズ(12/16 DVD)★
- ロメロ1973年の「ザ・クレイジーズ」のリメイク。
- ミッションインポッシブル(12/18 テレビ朝日 日曜洋画劇場)★★★
- デパルマのカメラワークって凝り過ぎて気が散る。
- フェーズ6(12/20 DVD)★★
- 致死性ウィルスの蔓延している世界で生き残った若者4人の物語。感染力の表現がわりと大雑把でいちじるしく緊張感に欠ける。
- ゾンビランド(12/20 DVD)★★★★
- これは傑作。「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」の見せ方がうまい。「フィースト」や「スコピル」風。でも、劇中で32個すべて見せないのなら、もっと減らせばよかったのに。
- ウォーキング・デッド シーズン1 第3話〜第6話(12/21 DVD)★★★
- 最終話の急展開にちょっと醒めるが、シーズン2も見たくなる引きのよさ。
- ザ・ファイター(12/21 DVD)★★★★
- 女版おそ松くんみたいな姉たちに笑いつつも最後はなぜか感動してしまう。
- 「バック・イン・ザ・サドル」の流れるこれもまたエアロスミス映画。
- ゾンビアス(12/22 京橋 テアトル試写室)★★★
- 糞尿まみれのウンデッド対ミニスカセーラー女子高生。血しぶきと便しぶきが交叉する前代未聞のスカトロ+スプラッター。OPからケツケツケツの嵐で、ドファンキーな「Zombie Ass Go Go」に乗せてデニムのホットパンツがブリブリ踊る。便壺から浮上するのはデモ田中。この映画、どうかしている! 心に小学生を飼ってるバカ男子は必見。
- ソーシャル・ネットワーク(12/24 DVD)★★★★
- 手の指をポキポキ鳴らしてから、両手のひらをひろげてワキワキやって、「さあハッキングをはじめよう」っていう演出が古くさくて笑った。
- (ノートPCのキーボードにコーヒーこぼして壊したことのある身としては)ノートPCのパームレストにドリンクグラスを置くショーン・パーカーに戦慄。
- ミッションインポッシブル M:I-2(12/25 テレビ朝日)★★
- 「バルス!」とはつぶやかないおれが、うっかり「鳩キター!」なんてつぶやいてしまった。
- ベスト・キッド(12/27 DVD)★★★
- 2010年のジャッキーによるリメイクの。
- 黒人さんのあの編み編みのヘアスタイルって気持ちわるくて苦手なの……。
というわけで昨年1年間に見た映画は、1月が17本、2月は23本、3月は16本、4月は19本、5月は9本、6月は12本、7月は4本、8月は6本、9月は11本、10月は3本、11月は4本、12月は18本。これで合計169本という結果だった。今年はもっと見られるといいな。