東京のご当地麺とは?

2020年06月26日

 日本人は麺好きで、うどん、そば、ラーメンを初めとして、全国各地に「ご当地麺」と呼ばれるものがある。何かにつけてコレクター的アプローチをしてしまうぼくは、好物の麺類においても例外ではない。これらのご当地麺をリストアップして、エクセルで管理しているのだ。

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北海道4大ラーメンだけでも制覇したい

 リストに記入しているのは、

  A:都道府県分類
  B:実食チェック
  C:一般名称
  D:発祥の店 or 現存する最古の店(その店でのメニュー名)
  E:店の住所
  F:麺の特徴
  G:定休日
  H:営業時間
  I:備考欄(駐車場の有無など)

 という9項目。

 店の住所と定休日を入れていることからわかるように、いつか自分が食べにいくことを前提にこのリストは作られている。

 ご当地麺の難しいところは、その定義である。とりあえずご当地麺を簡単に定義するなら、「その土地の名物として知られる麺料理」ということになるのだが、名物か否かの線引きが難しい。例えば東京都を例にとると、ラーメン二郎は熱心なファンがたくさんいる東京の名物ラーメンだが、では、東京を離れて地方からそれを見た場合、あれを東京のご当地麺と言っていいのかというと、それは違うと思うのだ。

 ここで、ご当地麺におけるもうひとつ重要な要素が見えてくる。それは「どこかの企業もしくは個人が独占していないこと」だ。喜多方ラーメンなどを思い浮かべればわかるだろう。あれは、あくまでも喜多方地方のラーメンであって、どこかの店の商標ではない。その点を照らし合わせてみても、ラーメン二郎は定義からは外れる。

 と言いながらも、ぼくの「ご当地麺リスト」は、あくまでもぼくが趣味でやっていることなので、二郎も東京を代表する有名ラーメンということで、いちおうリストには入れてある。その辺の運用はゆるくしている。大事なのは「自分が楽しめるかどうか」だから。

 では、本当の意味での東京のご当地麺ってなんだろう? というのは非常に難しい問題だ。

 昔ながらの醤油ラーメン?(正油って書いたほうが“らしい”かも)、あるいは江戸前の蕎麦?(ぼくは蕎麦っ食いじゃないのでピンとこない)、刻みタマネギが特徴の八王子ラーメンは東京のご当地麺に入れてもいいよね、等々……。

あと、これも個人的な好き嫌いなので恐縮だが、コシのあるうどんが昔から苦手なので、香川県讃岐うどんはリストに加えないでいた。とはいえ、ちゃんと食べたこともないのに除外するのは失礼な話なので、いつかは香川へうどんの食べ歩きをしに行かなければならないのではないかと、最近は考え始めている。

 こういいうことを考えたり、Google検索を駆使してチェックリストを埋めたりしているだけで、ぼくはいくらでも時間をツブせる。わざわざ現地まで食べに行かなくても、こうやってあれこれ考えているだけでも十分に楽しいので、老後も安心だ。