かれこれ3ヶ月ほど前から準備を進めていた文学フリマへの出展ですが、昨日、無事に終えることができました。お越しいただいた皆さん、そして拙著『人喰い映画祭』をお買い上げいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
おれのとなりのブースが映画評論誌『Bootleg』でね、申込時にとくに要望してはいないんだけど、映画評論誌を出してるのは『人喰い映画祭』と『Bootleg』の2サークルだけのようだったから、事務局も「コイツラ一緒にしとけ」ってなカンジで並べておいてくれたんだろうな。
で、11時になると同時に開場したわけだけど、いやー驚きましたねえ、あっという間に『Bootleg』の前にお客さんが集まりはじめて、ものすごい行列ができちゃった。まさに「飛ぶように売れる」という状態を目の当たりにしたよ。こういう即売会で自分のとなりのブースが大行列になっているのって、普通ならあんまりうれしくないんじゃないかと思うんだけど、おれの場合はその『Bootleg』のメンバーでもあるので、これは大歓迎。むしろ自分の本を放り出して『Bootleg』の売り子をやりたいくらいだったね。結局、150冊用意してあった『Bootleg』は開場1時間にして完売。間違いなく今回の文学フリマの台風の目になったことだろう*1。
一方、『人喰い映画祭』はやや強気で160冊用意していったのだけど、最初は『Bootleg』の勢いに圧されたためか、思うように売り上げは伸びず。それでも友人知人が次々に来てくれて、とてもありがたかった。いままでネット上での交流しかなかった遠方のブロガーさんたちもわざわざこのために来てくれたりして、うれしかったねえ。結局、最初から最後までお客さんが途切れることはなく、1冊また1冊と確実に売れていって最終的には閉場寸前の3時50分あたりで完売したのだった。われながら完璧な読みだったな。
▲問題の部分は、こうなっているのだった！（1冊1冊心を込めてピンクのラメラメ星形シールを貼りました）
文学フリマで売れ残りが出たら、あとは付き合いのある出版社や友人知人に献本して、さらに残りはタコシェさんで委託販売してもらうつもりだったんだけど、その余裕すらなくなっちゃった。あと、イベント中に新宿のビデオマーケットさんが訪ねてこられて「うちで委託販売しませんか？」なんて言ってくださったりして、しょっちゅうあの店でDVD買ってるおれとしては、こんな光栄なことはないですぞ。
というわけで、『人喰い映画祭』は増刷決定です！ 年内は印刷所もコミケ関係で忙しいと思うので、年明けに100冊ぐらい増刷しよう。
あと、当日の目印になるようにおれはジョーズＴシャツを着ていたんだけど、あとで知ったところによると、偶然にも12月6日は「ジョーズの日*2」なのだった。
ちなみに、そよ風みかん先生の『ぶっくらんど』も、おかげさまで30冊完売しました。何人かのお客さんにはサインも書いていたね。お一人、先生がうっかり本名を書きそうになって失敗したやつがあったけど、まあそれも味だと思って許してください。先生の本は原則、増刷はしません。
