1月7日、新宿京王百貨店にて元祖有名駅弁と全国うまいもの大会、通称「駅弁大会」がスタートした。
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おれは2005年に飲み友達のモギ&ダリオという駅弁大会マニアからその魅力を教わって以来、毎年この大会がはじまると可能な限り連日京王百貨店に通っているのだ。
おっと、ここで誤解しちゃいけない。
おれが好きなのはあくまでも「駅弁大会」というイベントであって、駅弁にも鉄道にもそんなに興味はないんだよ。これはモギ&ダリオの両師匠も同様で、モギなんか駅弁大会を愛するあまりに「あの会場の熱気さえあればそれでいい。べつに駅弁は売ってなくてもいいんだよ!」って、わけのわかんないことを言ってたな。
ともかく、今年も戦いがはじまった。例年は、どれだけたくさん駅弁を買える(食える)かを競うような参加の仕方をしていて、今年も最初はそのつもりでいたんだけど、昨日、2弁目に食べた福井県北陸本線福井駅の「越前かにめし」がうますぎて気が変わった。
元来おれは食というものに対して非常に保守的な性格で、一度うまいと思うと、以後そればかり食べる傾向があるんだな。たとえばどこかの有名ラーメン店に行って、最初に食べた塩ラーメンが素晴らしくうまかったら、次は味噌ラーメンにもチャレンジしてみよう……とか、全然思わないのだ。だって、次の味噌ラーメンがうまくなかったら、最初の塩ラーメンのうまさが帳消しになるじゃん!
というわけで、おれはもう今回の大会では「越前かにめし」だけを食い続けることにした。そんなにうまかったのか! と言われれば、まあ、それほどでもなかったかな、と冷静になったりもするが、ただ、昨日、店員さんと話していて余計な情報を仕入れてしまったんだな。
越前かにめしは、外側の包装紙を破って中から出てくるプラスチックの弁当箱の色が3種類ある!
一番右に見えるエンジ色が、通常の弁当箱。ほとんどはこれが出てくる。ところが、中に少量だけ赤色の弁当箱があるのだ。それが真ん中に写っているやつ。店員さんも封入率までは教えてくれなかったが、赤色はそれなりに出るらしい。出たら縁起がいいねえ。
そして、左側に写っている金のカニが、滅多に出ない激レア金色弁当箱*1だというのだ。うぎゃー!!
野球カードはランダム封入とか過剰なレアリティの追求なんかに嫌気がさして集めるのをやめてしまったわけだが、こっちの駅弁は、べつに集めるようなもんではないからね。うまいもんを食べて、赤が出たらラッキー! 金が出たら超ハッピー! という気楽な感じで楽しもうかと思っているよ。
*1:元は、製造元の40周年記念で作られた弁当箱らしい