22年ぶりの再会にシェ〜〜〜〜!!

『世界のシェー!!』という写真集がある。

世界のシェー (よりみちパン!セ)

世界中の国々を旅してまわって、様々な人種、民族のひとたちにシェー（念のために書くけど赤塚不二夫先生のあれね）をしてもらった写真を撮り集めたものだ。ただそれだけ。シェーだけが延々と並んでいる。はっきり言って、ものすごーーーくクダラナイけど、でも、そのクダラナイことに大変な労力を注いだ偉業だとも思う。
で、この大変な仕事をしたカメラマンは平沼正弘さんといって、実は、以前一緒に仕事をしていた仲なのだ。このエントリにあるゲーム雑誌の連載で、いつも写真を担当してくれていたのも彼だった。
その雑誌の連載が終わったのはたしか1988年だ。別に仲違いしたわけでもなんでもないけれど、平沼さんとはその後、一緒に仕事をする機会がなかったこともあって、なんとなく会わなくなってしまった。
それからあっという間に22年が経った。
途中、たまたま手にした週刊誌で、平沼さんが世界の人々にシェーをしてもらって写真を撮っている、という記事を見かけた。久しぶりに会いたかったけど、「そうかあ、平沼さん日本にいないのかあ……」とか思ってそれっきりだった（よく考えれば、たまには帰国していることぐらいわかりそうなもんだが）。それからまたしばらく忘れていたけど、今年の３月に撮りためた写真が一冊にまとまったと知って、すぐに買った。それが、上にリンクした『世界のシェー!!』。
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さて、昨日は阿佐ヶ谷で安田理央さんのイベントに出させてもらった。朝から古本屋めぐりをして夜からのステージに立つという強行軍だ。思ったほどすごいお宝の発掘はなかったり、ゲストが急病になったりもしたけど、それもまあ「No1 in HEVEN」らしいと言える。
で、なんとかイベントが終了して、お客様がほとんど退場されたところで、残っていた一人が話しかけてきた。
「ボクのこと、覚えてます？」
見た瞬間はわからなかった。トシもとったし、髪も短くされていたから。でも、名前を言ってくれた瞬間、全部よみがえってきた。懐かしいなあ。元気にしてました？　会いたかったですよー。いま何やってるんですか？
彼は胸を張って言ったね。
「まだシェーを撮ってるよ！」
LIVE 「No.1 in HEAVEN 」　大忘年会！！：シェ〜写真館（平沼さんのブログ）