4月に見た映画

神戸ツアーレポートの途中だけど、5月になってしまったので先月分の見た映画をアップしておく。

  1. テザ 慟哭の大地(4/7 新橋 TCC試写室)★★★
    • 医師を志すアンベルブルはドイツに留学するが、差別と革命の壁に阻まれ故郷エチオピアに還ってきた。しかし、エチオピアの寒村にも差別と内戦の波が押し寄せる。
    • アンベルブルが見る幻影として、水が漏れるイメージや麦の粉がこぼれるイメージが度々挿入され、こうした映像は多様に解釈できるはずのものなのに、終劇間際に長老が「お前の見るその幻影は○○を意味してるのじゃ」とか言ってしまって、えー!ってなった。そこ観客に説明しちゃうんだ!?って。
  2. 昼間から呑む(4/8 シネマート六本木試写室)★★★★
    • 昼間から呑む、だなんて魅力的すぎるタイトルの映画を見に行ったら、昼間から呑む仲間も来ていて笑った。
    • タイトルから想像していたのとはかなり違った内容だったが、素晴らしい。肝臓にズンとくる。
  3. ビューティフル(4/8 六本木 アスミックエース試写室)★★★★
    • 末期ガンで余命2ヶ月というには元気そうなハビエル・バルデムが、命の終わりに子供を想って悪あがきする父親像を見事に演じきっている。
  4. ドクター・フィールグッド オイル・シティ・コンフィデンシャル(4/9 渋谷 シアターN)★★★★★
    • ウィルコ・ジョンソントークショーあり、となれば何をおいても駆けつけねばならない。日本がこんな状況のときに来日してくれたウィルコに感謝しつつ、彼のメッセージの概訳を以下に記録しておく。
    • 「日本が大災害に遭ったことはイギリスのみんなもショックを受け同情もしている。今回、日本に来てギグが演れて友情を示せたかと思う。日本は必ずこの苦難を乗り越えられると信じています。I Love JAPAN」。
  5. パーフェクト・ホスト(4/8 月島 ブロードメディアスタジオ試写室)★★★★
    • クライムサスペンスのような、サイコサスペンスのような、不思議な味わいの作品。
    • “完璧”なホストになりきるデヴィッド・ハイド・ピアースの怪演に釘付け。
  6. 処刑剣 14BLADES(4/8 東銀座 シネマート銀座試写室)★★★★★
    • 明王朝時代のアクション剣劇。目にも止まらぬ速さで躍動する肉体と、無駄にメカニカルなウエポンに驚愕。それでも最後までマジ顔を崩さないドニーさんに拍手。
  7. リトル・ランボー(4/15 目黒シネマ)★★★★
    • 生きるのに不器用な少年二人の友情物語。あー、だめ、泣いちゃう。こういうのに弱いんだおれ。
  8. ミックマック(4/15 目黒シネマ)★★★★★
    • 様々な特殊能力の持ち主たちが奇想的な仕掛けを駆使して悪い武器商人を罠にはめる。封切り時に見逃していたけどこれ大傑作じゃん!
  9. 奇跡(4/19 シネマート六本木試写室)★★★★
    • 奇跡って何? その答えに気がついた。
  10. ブロンディー 女銀行強盗(4/20 テレビ東京)★★
    • 字幕で見たかったな。
  11. モールス(4/21 六本木明日ミックエース試写室)★★★★
  12. ショーン・オブ・ザ・デッド(4/23 渋谷シネマライズ)★★★
    • スコピル公開記念、エドガー・ライト3本立てオールナイト上映にて。「ショーン〜」の劇場上映は日本初だとか。
    • 劇中でバカ2人が食ってる豚皮(Pig Snack)を食べてみたい。
  13. ホットファズ(4/23 渋谷シネマライズ)★★★★
  14. スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団(4/23 渋谷シネマライズ)★★
    • 自分にとってゲームは身近すぎるものだからか、ゲームっぽさを過剰に採り入れた映画は小っ恥ずかしくなってしまう。それでもスコットと同居しているゲイの友達など、いくつかのキャラ造形に見るべきところは多かった。
  15. エッセンシャル・キリング(4/25 銀座 松竹試写室)★★★
    • いったんは米軍の捕虜となるも、偶然の事故に乗じて逃亡するアフガン兵士。ヴィンセント・ギャロが一切セリフなしで怪演している。
    • 極限まで飢えた彼はアリを食い、木の皮を齧り、授乳中の母親を襲ってまで生き延びんとする。生きることの意味とは何なのか。母乳なのか?
  16. 細雪(4/25 池袋 新文芸座)★★★
    • まさかの大洪水映画! しかも上映中に地震震源茨城、震度4)があってビビった。
  17. 銀座カンカン娘(4/25 池袋 新文芸座)★★★★
    • 落語家役で志ん生が出演。
    • 落語の「替り目」を知っていると、ラストの構成の見事さがより深く理解できる。
  18. ムカデ人間(4/26 渋谷 ショウゲート試写室)★★
    • Aの肛門にBの口を縫いつけ、Bの肛門にCの口を縫いつけてムカデ人間を作る、という狂気の人体改造にとりつかれた博士。真ん中の人はとくにツライよねー。
    • 基本的には好きな映画と言っていいけど、しかし、どう褒めつべきか悩ましい!
  19. 酔拳(4/27 シネマート銀座試写室)★★★★
    • 厳しい修行の末に酔拳をマスターしながらも、悲劇的な結末を見るまでが前半。これはこれで素晴らしいのだが、葉問(イップ・マン)とほとんど同じ展開を見せる後半が鬼萌え。必見。