古本たずねて神戸弾丸ツアー その12

古本屋と中古盤屋をハシゴしながら、その合間合間に一杯飲み屋でガソリン入れる。いつも安田理央柳下毅一郎との古本トリオでやってることを、わざわざ神戸くんだりまで出かけていって実行しているおれなのだ。三人で飲み歩くのも楽しいけれど、一人ってのもまたオツなもんだよ。

そんな神戸弾丸ツアーも、そろそろ終わりが近づいてきた。今回のツアーで最後の予定となるのが、三宮センタープラザで開催されていた「中古レコード&CD市」のチェックだ。ここは神戸なのでとくに節電……というわけではなさそうな、たぶん天然で薄暗いモールの一角に、近隣の中古盤店から集められたレコードが大量に並べられている。

基本的にLPは収集対象外なのでドーナツ盤しか見ないんだけど、エサ箱にはなかなかいいものが詰まっていた。関東ではあんまり見かけないものもけっこうある。最初は7〜8枚選んだのだが、フトコロ具合と相談して、最終的にこの4枚だけ残した。

 
左)藤巻直哉まりちゃんズ藤岡藤巻の間にやっていたバンド。そういえば、この藤巻さんとは震災前に仕事がらみでお会いしたばかりだった。ジャケの右側でジャンプしてるのが藤巻さんかな。
右)歌謡曲コレクターには有名なしのづかまゆみ(篠塚 満由美)。買って損のない1枚。

 
左)覆面レコ界の名品「○○○子」。何枚あってもいい逸品。
右)通天閣の歌姫、叶麗子(現:叶れい子)なんかは関西のレコード市ならではの収穫。

レコード市を出て、アーケードをうろうろしてたらこんなのが目についた。

覆面……というわけではなくて、これ、メガネ屋のキャラクターなのだ。ちょっと前から考えている企画があって、地方のメガネ屋でこういうのを見かけるたびにちょこちょこ写真に撮ってるんだよ。詳細はある程度の数がまとまった頃に発表すると思う。
……(というわけでその13、たぶん最終回に続く!)