つくたま古本ハンティング[前編]

久しぶりの休日。
またまた映画のハシゴでもすっかなー、今週だったら『劔岳 点の記』観て、『精神』観て、『バッドバイオロジー』観て……と思ったのだが、自分は映画ブロガーではなく、古本ブロガーであることにハタと気がついて、だったら古本屋巡りでもするのがよかんべえ。よーしパパ今週は埼玉県周辺の古本屋を攻めちゃうぞーと、ネットでよさげな店をチェックし、パトロール計画を練ってみたのだが、夜半から雨が降り出してきて、計画はすべて振り出しに戻る。雨ン中、傘さして古本屋巡りはしたくないもんねえ。で、ネットを彷徨っているうちに、つくば西武で古本市をやってるのを発見。これだ! と膝を打った。
と、ここまでをつくば駅に向かうつく電(つくばエクスプレス)の中で、ポメラを使って書いてみた。具合いいわこりゃ。ボーナス前に無理して買ってよかった。この調子でどんどん書き進んでみよう。
10:30 終点つくばに着きました。我が家は千葉県北部なので、つく電に乗ればあっという間につくばに着いてしまうのだ。駅を出ると、すぐ目の前に西武百貨店。でも駅前も百貨店の中もガラッガラだね。過疎ーーっ!

エレベーターで6階催事場へ。なかなかの規模。関東近県の古書店が20軒ほど出店しているらしい。しかし、何度参加しても古書展に足を踏み入れる瞬間というのはたまらんものがあるね。カビ臭さもいまはカグワシイ。

約2時間、じっくり見て回って15冊ほどキープした中から、予算の都合で何冊かふるい落として、8冊を購入。ブックオフ慣れしてるから、どんなに欲しい本でも500円を超えると高い気がしてしまう。つーか、おれの興味は古本業界的にはクズ本ばかりなので、そもそもあんまり高くはないんだけどさ。
今回の収穫は、地味に集め続けているインディオ本(土人本と呼ぶのは心の中でだけにしておこう!)が一気に3冊も手に入ったこと。なかなか集まりにくいところだけに、とーてもうれしい。

『幻の民コノイ族/藤木高嶺』(1970年/あかね書房

『幻のケン・エイ族/大島㐮二』(1968年/毎日新聞社

『アマゾンの裸族/ヘルムート・シック』(1964年/二見書房)
いちいち表紙デザインがいいでしょう? あ、そうだ! こういうインディオ本のコレクションを紹介する同人誌を作ってみるってのはどうだろうか。タイトルは『どーじん誌』。やめとけって。
さて、その後、西武百貨店内の中華飯店で石焼き炒飯と担々麺のセットかなんか食ってから、ふたたびつく電に乗車。ありがたいことに雨が上がってきたので、当初の予定通り、当たりをつけておいた浦和周辺の古書店も巡回していくことにする。つく電を南流山で降りて、武蔵野線京浜東北線を乗り継いで浦和へ。
以下、後編へ続く。