続編映画祭

id:washburn1975さんの企画「続編映画ベストテン」にエントリーする。

■第10位『メジャーリーグ３』（公開：1998年　監督：ジョン・ウォーレン）

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映像的興奮という意味では、弱小チームがヤンキースとのプレイオフに進出していく過程を描いた１作目に適うはずもないが、ミネソタのどマイナー球団を舞台に老いぼれ監督の悲哀と再生を描いたこの三作目は、とても切なく、おもしろい。『フィールド・オブ・ドリームス』は叙情的過ぎて好きになれないおれには、これぐらいがちょうどいい。

■第9位『スター・ウォーズ エピソード６ ジェダイの帰還』（公開：1983年　監督：リチャード・マーカンド）

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シリーズではこれがいちばん好き。世間で言われてるほどイウォークが嫌いじゃないし、なんといってもエンドアの森でのスピーダーバイクのチェイスシーンには心躍らされた。それからちょいブス好きとして、レイア姫の奴隷ビキニも見逃せない。

■第8位『エイリアン３』（公開：1992年　監督：デヴィッド・フィンチャー）

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エイリアン・シリーズの続編として『２』が最高なのは誰もが認めるところだろうし、おれもいちおう同意する。でも、個人的には、いきなりニュートが事故死している設定で前作のリプリーの苦労を一瞬で台無しにした『３』が忘れられないのだ。それと、完成度が高過ぎて続編企画を頓挫させ続けてきた『エイリアン２』の呪縛を、犬に寄生して生まれたイヌリアンで解き放った功績は非常に大きいと思う。

■第7位『エアポート'75』（公開：1974年　監督：ジャック・スマイト）

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これ、『大空港』の続編ね。悲痛な顔をさせたらハリウッド随一のカレン・ブラックが操縦する飛行機なんて絶対乗りたくない、航空パニックの傑作。

■第6位『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE I』（公開：2001年　監督：宮坂武志）

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岸和田シリーズ第６弾だけど、正確にはカオルちゃんを主役に据えたスピンアウト作。15歳の高校生を竹内力が演じるというヤケクソな配役が素晴らしい。父親役を池乃めだか師匠がやっていて、不動明王対コロポックルのごとき親子喧嘩だけでもメシ３杯はいける。

■第5位『ロッキー・ザ・ファイナル』（公開：2007年　監督：シルヴェスター・スタローン）

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導入部も、登場人物の配置も、再起への流れも、訓練シーンも、試合の決着も、そしてエンドクレジットの映像も、すべてが完璧。シリーズの完結編として文句のつけようがない。唯一気になったことといえば、最後の試合前夜にリトル・マリーからキスされたスタローンの乳首が立っていたことぐらいだ！

■第4位『ジョーズ'87 復讐篇』（公開：1987年　監督：ジョセフ・サージェント）

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いまでは『ジョーズ４』と呼ばれている作品。ジョーズ・シリーズは４作通して見ないと語れない、というのがおれの持論だけど、なかでも壮大なるブロディ一家サーガがきれいに輪を閉じる『４』は、サメ映画界屈指の傑作。遠くで息子がサメに襲われている予感を母が受信する“サメの知らせ”シーンは奇跡の名場面。

■第3位『トラック野郎 突撃一番星』（公開：1978年　監督：鈴木則文）

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UFO熱に浮かれる桃次郎が夜の国道で出会った美人イルカ調教師にひと目惚れしたり、彼女に近づくために利用する幼馴染みの名前が玉三郎だったり、ジョナサンがストリッパーのマリーと駆け落ちしようとしたり、嵐の夜に養殖あわびを守ろうとしたり、あらゆる単語がエロ方面に向かっているシリーズ最大の意欲作。

■第2位『スターシップ・トゥルーパーズ３』（公開：2008年　監督：エド・ニューマイヤー）

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１作目、２作目では予算の都合で省略されていたパワードスーツがついに登場するだけでも感涙モノなのに、最後の最後でパワードスーツ見参！というシーンの神演出（文字通りの神演出）には本当に驚かされた。

■第1位『スピード２』（公開：1997年　監督：ヤン・デ・ボン）

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この世のすべての映画ファンは、スピード・シリーズで『１』の方が好きな人と、『２』の方が好きな人とに分けられる。おれは迷うことなく後者。