神戸の本だな

安田謙一さんから「Meets Regional 神戸本」というムックを送っていただいた。神戸とその周辺エリアにある食べ物、ファッション、観光、カルチャーのおもしろい店を紹介した本だ。

この中で、安田さんは神戸のナイスな古書店を紹介する「ウチの本棚と地続きの場所へ。」と題するコラムを寄稿している。コラムでは、今年の3月におれと神戸の街を回ったときのことについて触れているので、献本してくれたのだろう。ありがたいことです。

文中の「関心があるのは、ただただ自分が欲しいものが揃う店。自分の嗜好に近い店。言い換えると、自宅の本棚にそっくりな本棚がある店」というひと言にはハッとさせられた。そうそう。古本屋めぐりをしていて、自分のお気に入りの本が何冊も棚に並んでいる店と出会うと「むむむ、この店やるな!」と思ったりするんだよねー。最近は、そうやって感心したら気が済んで、あとは何も買わないで帰ることも増えている。

相変わらず古本屋めぐりはしてるけど、いまはもうコレクションを充実させることが目的なのではなくて、自分の本棚とパラレルな本棚を探し求めているだけなのかもしれない。カビ臭くて狭い宇宙をぐるぐる遊泳しているんだよ。