2009-01-01から1年間の記事一覧

ゾウの時間、ネズミの時間、うたの時間

学芸大学のブックオフに行くついでに立ち寄った普通の古本屋さんで、こんな本を見つけた。歌う生物学 必修編作者: 本川達雄出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2002/12/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (19件) を見る…

綾瀬・大松のアブラ塩焼き

その“うまい串”に気がついたのは、3年前の初夏だった。飲み屋で飲んだり食ったりしている最中ではなくて、昼間、仕事しているときに突然、脳内にそのうまさがフラッシュバックした。「そういえば、この前、焼き鳥屋で注文した串焼きセットの中に1本、妙に…

腹話術コレクション(レコード編)

なんで自分はこんなに腹話術師が好きなのか、その理由はわからない。ただ、むかしからピン芸人が好きな子供ではあった。たしか20代なかばぐらいの頃、生まれて初めて大阪へ一人旅に出掛けた。関西圏の文化というものを、テレビの演芸番組でしか知らなかった…

腹話術コレクション(書籍編)

そんなもの集めていたからといって誰からも報われることのない収集テーマがおれの中にはいくつかあって、そのひとつが「腹話術師に関するもの」だ。昔は、腹話術の人形(オモチャ同然の安物)を買ったこともあるが、実家に置きっぱなしにしていたら、気味悪…

池袋サンシャイン60通りにブックオフ新店舗

Waste of Pops 80s-90sで知ったのだが、池袋サンシャイン60通りにあったHMVが8月30日付けで閉店したそうだ。あそこでは半顔ジャケのチェックをしによく行ってたから、閉店してしまうのは残念だなー。でも半顔だけチェックして何も買わないおれみたいな客がい…

松戸・開進のコブクロ生

「もつやき男」なんてカテゴリを作っておきながら、あんまり“焼き”は食べずに、“煮込み”とか“もつ生”ばっかり食ってるおれなのだった。だって好きなんだも〜ん。 今日ご紹介するのは、我が地元、松戸駅前の裏通りにひっそりとある「開進」というお店。地元の…

ジカソーテーの女王

先日、所沢のくすのきホールで開催された「彩の国 古本まつり」に行ってきた。毎年、春夏秋冬、年に4回もやってくれるから、古本おやじにとって季節ごとの楽しみになってるんだな。こちらのリンク先で場内の写真を見てもらうとわかるけど、神田以外の古本市…

半顔津波

長いことご無沙汰していた半顔コレクション。新たに採取したネタがた〜くさんたまったので、一気に紹介するよ〜!(テンションが少しおかしい)キツネ目の男、宮崎学氏の著書。こういう眼に力のある人物には半顔デザインがよく似合う。 千原兄弟の『チハラト…

キンタマ5回、ドキンタマ3回

id:tsumiyamaさんのこのエントリを読んだらとても懐かしい気持ちになったので、漫画原作者の黒沢哲哉さんに連絡をとって、10年ぶりぐらいに再会することとなった。黒沢さんは、かつての別名を“てつ麿(まろ)”といって、おれが少年ジャンプの『ファミコン神…

8月に観た映画

会社辞めてから以前にも増して映画をいっぱい観てるおれだが、長い感想を書くのがめんどくさいので、拾う神様の真似してこんなふうに毎月まとめていこうかと思う。 ディア・ドクター(8/2 立川シネマシティ) あえて描かない省略の美学。映画を観ている悦楽…

新宿ション横・宝来家のコブクロ刺し

テアトル新宿で3時10分の回の『3時10分、決断のとき』を観た。こりゃ、ウワサ通りの大傑作。 小さな牧場主のオヤジ(クリスチャン・ベール)は、借金返済のために、町で捕らえられた強盗団のボス(ラッセル・クロウ)を遠くの駅まで護送するというミッション…

デイリーポータルZ、初登場

いつも愛読しているデイリーポータルZさんから先日取材を受けまして、それが本日更新された「雑談トレーニング序説」という記事になっています。よかったら見てやってください。とみさわは2ページ目に登場します。記者の大坪ケムタさん、いい感じにまとめ…

一ツ橋学園の古本ユウムで鼻歌(春歌)を

昨晩は親類の通夜があって、西武多摩湖線の一ツ橋学園駅なんていうこれまで自分とはまったく縁のなかった土地まで行ってきた。駅を降り立ったら、いきなり駅前でブックオフを見つけて(ラッキー!)と思ったりもしたが、そんな気持ちは喪服のフトコロ奥にし…

北千住・大はしの肉とうふ

2年半のブランクを経て飲酒を再開した。そこにはいろいろな事情があるのだが、まあ深くはツっこまないでいただきたい。ともあれ、飲酒の再開にともなって、以前、とりつかれていた東京の下町もつ焼き屋めぐりがまたできるようになったのは、本当に悦ばしい…

3度目の……独立案内

というわけで(8月5日からの続き)、なんだって雨の中、過去の仕事場を振り返ったりしてセンチメンタルになっていたかというと、8月16日付けで株式会社ゲームフリークを退職したからなのだった。で、ふたたびフリーランスとして(懲りずに3度目だ!)仕事を…

灰色の夏休み

夏休みだなー。ワスもただいま長い夏休みに突入しておるよー。そうそう、長いといえば、長い灰。けっこう前に雀坊さんから画像をいただいてんだけど、『怪奇大作戦』のなかでもとくに有名なエピソード「京都買います」の一場面に長い灰があるのだった。 わか…

上を向いて歩こう

千葉県在住の場合、都内に行って帰ってくるだけでもそれが度重なると毎月の交通費もばかにならないわけで、だから、どうしても出かけなければならない用事があるときは、それに便乗して複数の用事を一緒に済ませてしまうようにしている。昨日は、大塚に用事…

渚のピテカントロプス

かつて、このような本の編集に関わったことがある。 『プレゼント・フロム LEMON SIDEA、B/桂正和』(1988年/集英社) パンツを履いた美少女のケツを描かせたらおそらく世界一ではないかといわれる桂正和先生が、一流の歌手になることを目指す少年の成長を…

3度目の……

先週の日曜日、土砂降りのなか、ふと思い立って都内の数カ所を巡ってきた。己の過去を辿る旅だ。 ○まずは都営新宿線「曙橋」駅から徒歩5分ほどの「スカイコート市ヶ谷」へ。 1987年9月。『よい子の歌謡曲』というミニコミ誌をやっていた仲間のうち、とくに…

すごい絵のレコジャケの世界(ピカソ編)

思い出したようにやってくる、すごい絵のレコジャケの世界である。 『うぬぼれ女のワンマンショー/佐藤新之介』(1980年/ドリームレコード)女性の顔が明らかにデッサン狂いを起こしていて、これはピカソ的なものを狙っていると思うんだけど、頬に添えた右…

釣るのは熱帯魚

ワス、なんとなく思ったんだケド、この2枚の写真は似てるような気がするんだねえ。 竿をいじくってるおっさんと、おっさんに竿をいじくらそうとする美女、というそれぞれの写真に秘められた意味的にも似てると言えなくもない。でも、そんな面倒なことを考え…

「No1 in HEAVEN」ナイト@スナックニッポニア

「No1 in HEAVEN」ナイト@スナックニッポニア 安田理央が一日店長の巻http://d.hatena.ne.jp/rioysd/20090721/p1 今週日曜日、西新宿のスナックニッポニアで、安田理央さんがすこすこ自主制作しているDVDマガジン「No1 in HEAVEN」の創刊号発売記念イベント…

飛び出せ! 釣り仲間

浅草松屋の古書まつりで衝動買い。趣味の和竿つくり作者: 竿かづ出版社/メーカー: 大陸書房発売日: 1986/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る「わさお」といってもこいつじゃない。へら鮒とかを釣るときに使う竹製の和竿(わざお)のことだ…

超能力で今日も健康

コメント欄でのリクエストにお応えして、今回は『超能力健康法/川津祐介』をご紹介する。 川津祐介といって思い出すのは、なんといっても草波隊長。テレビ版『ワイルド7』で冷酷な検事正の草波役を演じていたっけな。おれはテレビドラマってあんまり見ない…

100000hitありがとう!

当ブログも昨年9月のスタートから約11ヶ月でカウンターが100000を超えました。毎日読みにきてくださるだいたい100人ぐらいの皆さん、心からお礼申し上げます。ときどき見にきてくださる皆さん、なんとなく感謝しています。有名サイトにリンクが張られたとき…

ど〜じん誌ふたたび

職場のある三軒茶屋で古本屋さんというと、おなじみのブックオフと、新古書系のブックマート、それから先日、珍レコ『ボンド小唄』を発見した店があるぐらいだと思っていた。ところが、日本中の古本屋さんをひたすら訪問している「古本屋ツアー・イン・ジャ…

007は小唄のライセンス

ある日のこと。仕事中、びびびびっ! とコレクターアンテナが何かの予感を受信したので、晩飯がてら外へ出て、仕事場の近くの某古本屋を覗いてみた。すると、いつもは店頭でいやな感じに日焼けしたAKGWJ郎とかNSMRKT郎とかの文庫本が並んでいるだ…

レコードって一枚いくらするんだい

レコードコレクターの属性があるひとだったらわかってくれると思うけど、ブックオフって中古の音楽CDはたくさん在庫があるのに、なぜかレコード(アナログ盤)が1枚もないのだ。不要品の買い取りをしてもらいにくる客の中には、聴かなくなったレコードを…

つくたま古本ハンティング[後編]

浦和に着きました。ここでは、ブックオフも含めて駅周辺にある5軒の古本屋を巡る予定。 まずは、地図を書き写してきたなかから、もっとも駅から離れたところにある「浦和古書センター」へ。 古書センターなんていうから、神田の古書センターとはいわないま…

つくたま古本ハンティング[前編]

久しぶりの休日。 またまた映画のハシゴでもすっかなー、今週だったら『劔岳 点の記』観て、『精神』観て、『バッドバイオロジー』観て……と思ったのだが、自分は映画ブロガーではなく、古本ブロガーであることにハタと気がついて、だったら古本屋巡りでもす…