五っ葉文庫とマニタ書房の「痕跡本の歩き方」

 さて、来週のトーク&サイン会ツアーの演目を、今日からひとつずつ紹介していこう。まずは一週間後、4月13日に愛知県の犬山にあるキワマリ荘で開催する「痕跡本の歩き方」から。

「痕跡本」というのは、犬山の古書店・五っ葉文庫の店主である古沢和宏さんが発見した概念で、前の持ち主が残した落書きや傷、折れ、染み、破れ、穴あき、シール、まあ何でもいいのだが、ようするに何らかの痕跡がある古本のことだ。

 そうした本のことを痕跡本と呼んでいるわけだが、もっと言えば、なぜそんな痕跡が残されたのか、その理由を勝手に妄想する行為を含めて「痕跡本」と言うのだと思ってもらってもよい。

 古沢さんのそうした発見は『痕跡本のすすめ』や『痕跡本の世界』という本にまとめられている。ぼくもそれを読んでおおいに影響を受け、自分でも痕跡本を集めるようになった。今回のトークイベントでは、ぼくが見つけた痕跡本を持っていって、古沢さんに見てもらいながら、あれこれトークしようかと思う。

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日時、会場、料金など、詳しくはこちらのページ(home | キワマリ荘)をご覧いただきたい。お近くの方、ぜひぜひ、遊びにきてね〜。